『小夜風』(刀剣乱舞 山姥切)-6- 

2015, 07. 01 (Wed) 12:33

 覚悟して下さい。
 長いです。 ← いつもの三倍くらい
 ドロ甘です。 ← いままでの三倍くらい
 エロです。  ← 当社比

 いつもの三倍くらいの長さなのに、ずっといちゃいちゃいっちゃいっちゃしています。
 苦手な方はどうぞ今のうちに引き返して下さいね。

 今日、夫を6時に送り出してからずーっと昼前までかかってこの話の手直しをしていましたが、果たしてこれで良かったのかはわからない・・・。
 なんどか読み返して、長くなりすぎたなーと反省しています。
 印刷した時に入れてなかった部分を加えたらえらいことになりました。
 エピローグを更に入れるかどうか迷って、入れずおいたけどどうだろう。
 それはまたあとでUPします。

 刀剣乱舞、あとは長谷部と、次郎太刀と、歌仙と、大倶利伽羅あたりの話が一応残っていますが、いったん離れて通常のオリジナルに戻りますね。
 ゆっくり温めて、どうするか決めたいと思います。

 気が付いたら7月。
 ・・・7月ですよ、皆さん。
 恐ろしいことに、もう今年は半分終わり、秋になったら私は1つ歳を取る・・・。
 うわあああー。
 ありえない。

 ありえないありえないと頭を抱えて転がりながらも、袋とじというものにカッターの刃をくぐらせた本日。
 ・・・オトナの扉を開いてしまいました。
 私、カッターナイフ持つまでかなり葛藤したのだけど、それ自体がバカなのか?
 ちなみにもひとつ告白すると、今日の文章で加筆したのはまんばちゃんがパ●パ☆って下りです・・・。
 また書く機会があるか解らなかったから入れちゃった。てへ。
 今年後半スタートの日に、素っ頓狂な告白をしてすみません・・・。

 ではでは、また明日。




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  小話は、『拍手御礼』に1話のみ。
  今回は、『silentlove-地上の光-』です。
  クリスマスではない、12月の平日のお話のつもりで書きました。
  楽しんで頂けたら幸いです。

 最近気ぜわしく、なかなか更新できなくてすみません。
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  飲んだくれ猟師と化け猫の話。
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『小夜風』-6-


「・・・あ・・・」
 踵に力を入れて後ずさろうとしたけれど、もう既に壁へ背中を預け続けていた事を思い出す。
「どこへ行く気ですか」
 ここでなければどこでもいいと言おうとしたけれど、唇を塞がれた。
「む・・・」
 言葉を発したくても、器用な舌に絡め取られて行く。
 裸の胸をすり寄せられて、肌の熱さに驚いた。
「逃げないで・・・」
 うなじを掴まれて思うさま口の中をこねられ、朦朧としながらももう一方の手がさまよっていく先をなんとか目で追う。
 扇のように開いて男を迎え入れた足を丹念にさすっていた指先が、目的を持って中心へと向かった。
「そこは・・・、いやだ・・・」
 唇を解いて訴えるが、すぐに下唇を食まれ宥められる。
「大丈夫」
「いや・・・だ。触るな・・・」
 太股の内側を滑っていく指先が、寝衣の裾に潜り込んだ。
「太郎太刀・・・っ!!」
「大丈夫。知ってます」
「・・・っ」
「あなたが傷を負ってから今まで、そばにいたのは私なのだから」
 慌ててあたりを見回すが、広い板の間には細くともされた燭台と床にのべられた布団、そして薬湯をのせた盆くらいしか見当たらない。
 自分の身に付けていたものの一切がなかった。
「・・・っ、あれは・・・っ」
 はっと、息を呑んで両手で顔を隠す。
 いつも自分を覆い隠してくれていた長布がないことに、今更気付いた。
「あなたの衣は、血で、かなり汚れていたので今は清めに出しています。明日には戻ります」
 心配しないでと額に唇が落とされる。
「いやだ・・・。あれがないと・・・」
 全てを晒すなんて、そんなこと。
「今は、駄目です。山姥切」
やんわりと太股の奥を揉まれて、息を呑む。
「・・・あっ」
 するりするりと指先でなで上げられ、膝が震えた。
「あなたのここは、まるで茘枝の果肉のようですね」
 三角州の陰茎にかかるべき覆いが、自分には生えていない。
 中途半端な造作。
 そう言われているとしか思えない。
「やめろ・・・っ」
 抗議の言葉を、また、飲み込まれてしまう。
「いやです」
 強い声に、目を見開いた。
「あの者は、あなたに何をしたのですか」
 あの者が、誰なのかなんて今更問い返せないほどの強い瞳に貫かれる。
「なにも・・・」
 目を逸らすと、唇を強く吸い上げられた。
「嘘です」
 何もかも、さらけ出さねばならないのか。
 吐息が、震える。
「なにも・・・。ただ、醜いと、言っただけだ」
「いつですか」
「・・・彼に、銘打ちされた時・・・」

 自分が作られて数ヶ月後の春に、主君の顕長が国広に命じた。
 本科に「山姥切」と銘打するようにと。
 何を思っての事なのかは解らない。
 ただ、刻まれたその時に、顕長と自分の命運は決まったのかもしれない。
 顕長は敗走し所領を召し上げられ、流浪の中に生涯を終えた。
 そして、自分は・・・。
【そなたのせいで味わったこの屈辱、許し難し】
 怒りに震えていても、かの人は美しかった。
 打擲されても、視線を外すことは、到底出来なかった。
【この写し風情が・・・っ】
 衣をはぎ取られて、足蹴にされながら、息を殺して嵐が過ぎ去るのを待つ。
【誰が、そなたなぞ・・・っ】
 髪を切り落とされ、全身に鋭い痛みを感じながらも、慕う心が止められずに手を伸ばした。
 その手を踏みつけて、かの人は、笑った。
【醜い・・・。ほんに醜いのう】
 骨が、みしりと鳴るなか、力が更に込められた。
【男でありながら童子のような半端な姿。これを褒めそやした顕長の目もたいしたものよ!!】
 哄笑に身を縮める。
 みしりみしりと鳴るのは、心の中だ。
「どうか・・・」
 どうか、お許しを。
 生まれてきた罪を、どうか。
【・・・哀れな】
 するりと、柔らかな布をかけられた。
【くれてやる。これで多少なりともその醜い姿を隠すがよい】
 唯一の慈悲だった。


「まさか、あの衣・・・」
 山姥切国広のしるしとも言える長衣を、太郎太刀は思浮かべる。
 頭をすっぽり覆うそれは、随分と古びて、傷んだものだった。
 それを、片時も離さないと教えてくれたのは、同じく国広に作られて寝食を共にすることが多い山伏だ。
『あれがないと、兄弟は眠らない』
 身体の一部のようなものだと、笑っていた。
 しかし。
 そのような経緯を誰が想像できる。
「妬けますね」
 まるで、雛が初めて認めた相手を親鳥と慕うように、本科を盲愛するさまを見せつけられて。
 身体を寄せて、薄い背中を抱きしめる。
「・・・太郎太刀?」
 この細い身体に棲みついた、暗い思念を全て解き放ちたいと思った。
 だけど大切にしている想いまでを無理矢理取り上げることは出来ない。
「山姥切・・・」
 せめてその更に奥へ入り込んで、自分のしるしをつけたいと思うのはいけないことだろうか。
 心が欲しい。
 渓谷の水のように透明で綺麗な瞳に明るい色を当てたい。
 そして、なによりも。
 この、かぐわしい身体を味わいたい。
 むさぼり食って、一つになりたい。
「そこに尽きるか・・・」
 己の衝動を認め、ほとりと笑った。
「・・・なに?」
 不安げな雛鳥のつむじに口付ける。
「あなたを、食べたい」
「・・・っ」
 山姥切の身体から、甘い香りが立ち上った。


「待て、ちょっ・・・」
 突然、人が変わったかのように容赦なく快感を送り込まれる。
「あっ・・・」
 びくん、と、踵が空を泳いだ。
 執拗に、双丘をなで回され、揉みしだかれる。
 胸の突起を舐めあげられ、囓られ、指で潰された。
「山姥切・・・」
 何度も何度も名前を呼ばれて首を振るれど、すぐに捕らえられ、口づけに溺れた。
 くちゅくちゅと音を立てて舌を合わされ、下腹もさんざん探されて、腹立たしさと悔しさがこみ上げてくる。
 彼の声に、息に、指先に翻弄されていた。
「あ、あっああ・・んっ」
 まるで歓んでいるかのような声を上げて、腰を揺らす自分はなんて浅ましいのだろう。
 そして最も腹が立つのは、触れられて、浅ましくうごめきだした己の雄芯にだ。
「だから、醜いと、言った・・・っ」
 両手を下ろして彼の手を剥がそうとするが、逆に煽るように動いてしまう。
「あっ・・・。んっ、いやだっ・・・」
「あなたの頬と同じくらい、なめらかで、心地よい・・・」
 そう囁きながら、頬を唇でなぶられて、頭の中が焼き切れた。
「もう・・・」
 もう駄目だ。
 指先から力が抜けていく。

「ああっ、駄目だ・・・っ」
 叫んだけれど、耳を噛まれて魚のように跳ねた。
 気が付いたら二人とも裸の身体を絡みつかせ、獣のように息を切らせている。
「っあ・・・」
 互いの肉茎を彼の大きな手にまとめられ、こね合わされ、ドロドロに溶ける。
「・・・ん、くぅっ・・・」
 覆い被さる男が、薄く目を開いて、赤く染まった自らの唇を舌先でちろりと舐めた。
 こんな彼を見たことがない。
 想像したこともない。
 戦場での太郎太刀は、凛々しくて、どこか冷めた目をしていた。
 なのに・・・。
「気持ち・・・良い」
 顎を反らして、熱い息を吐く姿に、快感が背中を駆け上る。
「いや・・だっ」
 どくっと下肢が弾け、互いの胸元を熱い液体が濡らす。
「あ・・・っああっ」
 一気に精を吐き出して柔らかくなった自分の性器の隣で、同じく精をまき散らしながらもまだ固く膨らんだままの男の雄が荒れ狂う。
「まだです」
 背中と腰に彼の腕がまわり、強く抱きしめられて汗と粘液に濡れた胸と腹をぐちゃぐちゃにすりあわされ、固い肉に何度も突かれる。
 まるで、自分の中を突かれてかき回されているような錯覚に、また、どうしようもない情動が沸き起こる。
「だめだ、また・・・」
「何度でも・・・」
 双丘を両手で揉まれて、胸の突起を彼の肌で刺激されて、まるで嵐の中に投げ込まれたように、何も考えられなくなった。
 後ろに指を入れられてかき回されていることも、感じて先をねだったことも、荒れ狂う快感に飲み込まれて、夢の中のような心地になる。
「かわいい・・・」
 唇を求められて、舌を差し出す。
 渇いた唇を甘い唇に潤されて陶然となった。
 とろりとした媚薬を流し込まれ、喉が鳴る。
「いきますよ」
 了解を求めるささやきの意味なんて、解らなかった。
 ただ。
「・・・あああっ」
 ぐっと熱い棒に分け入られて、我に返った。
「いた・・・痛い・・・。痛い、痛い・・・っ!!」
 彼の亀頭が、めりめりと分け入ってくる。
「っく・・・」
 眉間に皺を寄せて唇を引き結んだ男の顔が、急にぼやけていく。
「う・・・っ」
 ぽとりと、目尻から熱い液体がこぼれた。
「山姥切・・・」
 優しい声が額を撫でる。
「いた・・・い・・・」
 あとからあとから、決壊したかのようにぼろぼろと涙が流れて止まらない。
「愛してます」
 こんな、こんな時に卑怯だと思った。
 入り口にとどまる彼の雄はどくどくと脈打っていて、やめる気などさらさら無いことを語っていた。
 でも、嬉しい。
 こんな自分の中に、入りたがる者なんていなかった。
 嬉しくて、嬉しくて、身体がはち切れそうだ。
「あなたが、可愛くて、愛しくて・・・。今、こうしている幸運に感謝します」
涙が、こめかみを伝う。
「これは・・・。口説かれているのか」
「そうです。こんな時で申し訳ありませんが」
 額から汗を流しながら、悠然と太郎太刀が笑った。
 神、と思っていた。
 憧れていた。
 でも、こんな触れ方をする。
 雄の姿をして。
「ん・・・」
 保ち続けるのは辛いだろうに、胸を喘がせながらも笑って、答えを待っている。
 そして、自分は。
「あ・・・っ、んっ・・・」
「すみません、すこしだけ・・・」
 緩やかに腰を進められ身体の中がざわめく。
 甘い予感が、もっと奥へと、囁いた。
「もっと、・・・」
 膝を少し開いて、見上げた。
 欲しい。
 欲しいと、唇が震える。
「来てくれ・・・」
 腰を浮かせて、誘う。
「山姥切・・・」
 一気に貫かれて、水鳥の声のような悲鳴が喉で鳴る。
「・・・っ!」
「愛してます」
 足を抱え上げられ、胸をいじられて、腹の中をさんざん突かれた。
 床が鳴って、散らかった衣ぎぬがさわさわと囁き、彼の長い髪が絡みつく。
「あ・・・つ・・・」
 すぐ近くに布団があるのに、なぜか自分たちは部屋の隅の板の間で挑んでいる。
 何度も強く揺さぶられて擦れた背中と腰に痛みが走ったが、それを相手に訴える気にはならなかった。
 剣を交える時よりもずっと、汗を流し、息を乱してあられもない声を上げ・・・。
「あ、あっあ、・・・。もう、無理だ・・・」
「・・・は・・・っ。はあっ・・・。だめです、まだ・・・」
 容赦ない力を、身体に打ち付けられる。
 聞いたことのない水音と熱さと苦しさにもみくちゃにされながら、それを上回る快感に夢中になった。
 営みとは、なんと生々しくて、気持ち良くて、嬉しいものなのだろう。
「好きです」
 耳に注がれ続ける言葉に、涙が溢れる。
 泣いて泣いて泣いて、瞳が溶けてしまいそうだ。
「おれは・・・」
 俺も、言って良いのだろうか。
 指を絡め合って、激しい快感に啼きながら、心を探す。
「山姥・・・切」
 上気した身体を倒し、更に深く突いて、濡れた唇が囁いた。
「あなた、が、いなければ、私は・・・っ」
 強いひと突きに、全身が貫かれる。
「ああーっ」
 背中を大きく反らせて、果てた。

「・・・あなたがいなければ、私はただの、器でしかなかった・・・」

 自分が、彼を満たすことが出来たのだ。
 それだけで、十分だと、瞼を閉じた。


 腕の中で深く眠る青年を抱きしめたまま、太郎太刀は虚空に冷たい眼差しを向ける。
「・・・まだ、いらしたのですね」
 彼が優しい言葉をかけるのは、ただ一人。
 腕の中の、山姥切だけ。
 その潔さに、女の唇に笑みが広がる。
「もうすぐ夜が明けるので、そろそろ行こうと思います」
「そうですか」
 妻の命よりもはるかに執着されていた宝刀が、憎くかった。
 ・・・ような気がする。
「ありがとうと、伝えて下さい。そしてごめんなさいとも」
 長い間取り憑いて、彼の劣等感を煽り続けた。
「あなたが憑くべきなのは、あの男でしたね」
「ええ・・・でも」
 愛されていないことを何度も思い知るのは、辛すぎた。
「忘れなさい。忘れられないなら、愛しなさい」
 暗い心を解き放つために。
「私も、そう思います」
 朝靄が、薄く開けた木戸の隙間からゆっくりと流れ込んでくる。
「風が・・・」
 さあっと木々の匂いが滑り込んで、女を包む。
 命の息吹が聞こえる。
 なんと、心地よいことか。
「おしあわせに」
 笑みだけを残して、光に溶け込んだ。


「ん・・・」
 頬を撫でた風に、色素の薄い睫に縁取られた瞼が開く。
 桜貝のような唇に自らのを押し当てて、囁いた。
「おはようございます」


 木々がざわめく。

 ―ともに、生きよう―






          -完-



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