『strawberry』-5- 

2015, 04. 09 (Thu) 07:16

 お待たせしました。
 strawberry更新です。
 終わらないなー。
 私が考えた場面まで辿り着きませんでした。
 だけど、まあ、道は間違えていないから、よしと・・・したいです。
 三人でお節を食べる話、なんですが、既に葉桜の今日この頃。
 焦ってはいるけれど、体調が悪かったりでなかなかすすみません。
 昨夜UPしようとしたら、管理画面に繋がらなかったので早朝更新。
 実を言うと出勤前更新は仕事に響くから辞めようと一昨日反省していたのですが・・・。
 どのみち洗濯機を三回回す予定だからいいか。
 とにかく遅刻ギリギリはもうやるなよ、自分。

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 今年のフリージアはどうしてか香りがいつもより薄くて。
 引越のドタバタで成長期に水を絶っていたからなのか、栄養剤をあまりあげなかったせいなのか・・・。
 花数も三割くらい少ない気がするので、今年はあまり周囲にお裾分けしないでおこうときめました。
 いつもは二番花すら配れるくらい大きな花を付けていたんですけどね。

 ではでは、のんびりした進行のこの話、ちょっと重い部分も隠れていますが楽しんで頂けると嬉しいです。


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  今回は、『silentlove-地上の光-』です。
  クリスマスではない、12月の平日のお話のつもりで書きました。
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  飲んだくれ猟師と化け猫の話。
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『strawberry』-5-

「田舎料理でごめんなさいね」
 風呂敷を解いた中には、小ぶりとはいえ輪島塗の重箱が鎮座していた。
 そして、三段重ねの中にはみっしりと色とりどりのお節が詰め込まれている。
「おかあさん・・・。重かったでしょう」
 黒豆、田作り、栗きんとん、筑前煮、紅白なます、菊花蕪、酢蓮根、寒天、かまぼこ、昆布巻き、伊達巻き、数の子、エビのうま煮、八幡巻・・・。
 本間家の長年の定番料理が一つとして欠けることなく、きらきらと輝いていた。
「おすましも作ってきたわ」
 さらには魔法瓶まで出されて、本間は吹き出した。
「やだ、お母さんったら、もう・・・。そこまでする?」
「ええ。やるからには全部やりたかったの。そして、食べて欲しかったのよ」
 途端に、本間の顔から色がすっと落ちていく。
「おかあさん・・・」
「全部、お義母さまから教わったお節でしょう。これを食べて、区切りを付けたかった」
 区切り、と小さく呟く娘の、乱れた髪をゆっくりと指先で直しながら篠原を見上げた。
「この子の祖母が、昨年の春先に倒れて梅雨の頃に亡くなりましたの。本当は喪に服すべきなのですが、どうしてもこの子に食べさせたくなって、作ってしまいました。姑は料理上手でしたが、同居していると色々あって・・・」
「色々なんて、もんじゃない。お母さんは・・・」
「奈津美」
「お祖母ちゃんも、お父さんも、私も、捨ててしまえば良かったのよ。そうすればもっともっと早く楽になれたのに・・・」
「なつみ」
「奈津美さん」
 二人から同時にたしなめられて、肩を揺らす。
「もう、終わったわ。だから、大丈夫」
「・・・お父さんが、いるわ。まだ」
 まだ、あの家には。
「その件なんだけど」
 核心の予感に、耳をふさぎたくなる。
「関連会社に出向になって、先月から単身赴任しているの。しかも着任早々に部下が不祥事起こして、その対応に大わらわでお正月も帰ってきてないわ」
「え・・・。じゃあ、幸広は?」
「まあ、幸広は相変わらず半分はひばりさんのところに入り浸りね。だから、家の中がとても広くて・・・」
「知らなかった・・・。ごめんなさい」
「いいのよ。お父さんが帰ってこないって決まったのが本当に直前だったし、こうしてあなたの部屋に来てみたかったの。・・・ところで、奈津美」
「はい」
「お皿と、御椀あるかしら・・・?お箸は持ってきてるのだけど・・・」
「あ!!」
 ふいに、現実へ引き戻された。
「篠原さんをお待たせしっぱなしにして、ごめんなさい。無理矢理上がって頂いたのに・・・」
「いえ、大丈夫です、お気になさらず・・・。何か手伝いましょうか?」
「いや、とんでもない!座っていてちょうだい」
 腰を浮かしかけた篠原の肩を慌てて押さえて立ち上がる。
「ごめんなさい、すぐに支度するからちょっと待ってて・・・!」


 慌てて台所へ駆け込む娘を愛しげに見送った母親は、一拍おいて軽く握った両手を床について膝をゆっくりとずらし篠原に向き合う。
「改めてまして。本間良子と申します。実はあの子の両親が離婚した後、後妻で入りましていわゆる継母に当たります」
「ああ・・・。そういうことでしたか」
「ええ。似てませんでしょう?私たち。私は骨張ってごつごつしていますし」
 ぴんと延ばした背中は確かに女性としては大柄な方に見え、少し角張った顔立ちと相まって丁寧な口調とともに固く生真面目な空気をまとう。
 しなやかな肢体ときめの細かな白い肌そしてこぼれそうな大きな瞳で明るく軽やかな雰囲気の奈津美と並ぶと、一見親子に見えないかもしれない。
 だが。
「いいえ、お二人はよく似ておられます」
「え?」
「雰囲気がとても」
「・・・そうでしょうか?」
「はい。それに先日奈津美さんは、たくさん料理を作ってお友達を突撃していましたよ」
「え?あの子が?」
「ええ。そっくりですね。なさることが」
 鞄いっぱいに愛情を詰めて、彼女は向かった。
 聖なる夜をともに乗り越えるために。
「あらまあ・・・」
 ふっくりと、柔らかな笑みが、彼女の唇に広がった。


            -つづく。-




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