『strawberry』-4- 

2015, 03. 28 (Sat) 01:20

 駆け込み的に、更新。
 なかなか先に進まず、もうもう、破れかぶれですが、如何でしょうか。
 あと二回くらいで終了する・・・つもりです。
 第三の登場人物ですが、既にこの段階で最初の設定よりもちょっとずれてしまっています。
 私の書く人物ってどうしてこうなるんだろう・・・。
 BでもLでもなく・・・いや、Lって、LOVEだからギリギリカテゴリ内か。
 まあ、そんな話でございます。

 そして本間の人生設定、書いている途中で一部変えたくなりましたが、初っぱなに書いたことを今更覆せないのでお風呂の中でああでもないこうでもないとうなって、やはりそのまま変更なしで突き進むことにしました。
 色々裏工作アリで進行。
 ただ問題は、私の脳みそがその小細工を覚えていられるかですね・・・。
 メモをとれ、私。

150327_092013.jpg

 ちうりっぷのしゃしん、まだまだあります。
 ちょこちょこ小出しにするこのせこさよ・・・。
 
 ではでは、みなさん良い週末を。

   どの日付のものでも構いませんので、それぞれの記事の下の『拍手』ボタンをクリックすると、おそらく『拍手御礼』というページが展開されるかと思います。
  そこに、小話を添付しています。
  小話は、『拍手御礼』に1話のみ。
  今回は、『silentlove-地上の光-』です。
  クリスマスではない、12月の平日のお話のつもりで書きました。
  楽しんで頂けたら幸いです。

 一応、これからも拍手用小話を月に一度書き換える予定です。
 随時オーダー受付中。

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  現在は、『睦み月』で『シゲルとミケ』シリーズです。
  飲んだくれ猟師と化け猫の話。
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『strawberry』-4-


「・・・どうかしましたか?」
 気遣わしげな声に、はっと引き戻される。
「母が・・・。母が、来たみたい」
 なぜ?どうして?という言葉がくるくると回る。
 進学のために家を出てから、ずっと独りで暮してきた。
 その間、家族は誰一人訪ねてきたことがない。
「お母様が・・・。なら、私はここで・・・」
 とっさに、手が出てしまった。
「待って」
 上質の、コートの袖が皺になる。
 そう思ったけど、離せない。
「お願い、お願いだから、一緒に来て・・・」
 この先が怖くて、ひとりでは、歩けなかった。

エントランスのドアが開くと、ロビーのソファセットにすっと背筋を伸ばした女性の姿が見えた。
「奈津美」
「おかあさん・・・!」
 足早に駆け寄る音が響く。
「どうやって入ったの?今日はみんないないのに・・・」
 母に、スペアキーを渡していない。
 渡せなかった。
「丁度、最上階に住んでます、って言う男性が通りかかったの。本間さんならさっき出て行くところを見かけたけど、薄着だから多分すぐ戻りますよって」
「・・・森本さんね・・・」
 神出鬼没のオーナーは、おそらく篠原と一緒の所を見かけたのだろう。
「足もと冷えますからって、膝掛けを貸して下さったわ。お礼を言ってお返ししてね」
 相変わらず、そつのないことだ。
 店子たちが口を揃えて魔性と呼ぶ最上階の主の、のほほんとした顔を思い浮かべる。
「・・・うん。わかった」
 クリーム色のカシミアの膝掛けを受け取っていると、母の視線が背後を凝視しているのに気が付いた。
「そちらの方は・・・?」
 そうだった。
 今更だが、マンションの入り口まで手を引いてくれていた人のことをすっかり忘れていた。
「初めまして。篠原と申します。奈津美さんのお仕事を介して知り合いました」
 すっと、なめらかな所作で名刺を母に差し出す。
「コンサルティング会社・・・、の、方?」
「はい。と言っても、簡単に言えば何でも屋ですが」
 以前、片桐に聞いたことがある。
 長田有三夫妻の名が大きすぎるので、彼は時と場合によって名刺を使い分けていると。
 実際に表記されている会社は実在するし、所属はしているが、本業はあくまでも秘書業務で、それも筆頭と言って良い地位を確立している。
 だけど、そのことを伏せていた方がよい時もあるのだろう。
 ほぼ二十年専業主婦をしてきた母は、少し首をかしげた後、そうなんですか・・・と、肯いた。
「この近くに住んでいまして、昨夜知人より果物を頂いたのでお裾分けに上がりました」
 これは、真っ赤な嘘だ。
「果物を?まあ、すみませんね。この子、果物に目がなくて」
「いえ。独り暮らしにはもてあます量だったので、こちらとしては助かります」
 涼やかな微笑みを浮かべながら、嘘を重ねる男を思わずまじまじと見つめてしまった。
「あらまあ独り暮らしなのですか・・・。なら丁度良かったわ。篠原さん、この後、まだ少しお時間ありますか?」
「・・・え?」
 さすがの彼も、母の話が見えなくて真顔になった。
「実は、お節料理を持ってきましたの。お嫌でなければ、上がって少し召し上がりませんか?」
「いえ、せっかく水入らずで過ごされるつもりでいらしたのでしょうから、私は・・・」
「本当のところ、ついつい作りすぎてしまって・・・。二人で食べるには多くて、途方に暮れていたところなんです。ああでも、かなり我流の田舎料理なので、お口にあわないかもしれませんね・・・」
 年配の女性にそう誘われて、否と言えるはずもない。
「・・・お邪魔でなければ・・・」
 敏腕秘書が折れるのに、コンマ一秒もかからなかった。
「すみません、初対面なのに無理を申しまして」
「いえとんでもない」
「ありがとうございます」
 満面の笑みを浮かべる母は、結局、お客様のはずの篠原に重箱の包みを持たせてエレベーターに乗り込んだ。

 母は、実は凄い人なのかもしれない。


            -つづく。-




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