『秘密の花園』-無花果-9- 

2014, 11. 27 (Thu) 23:51

 なんやかんやで、今回も終わりません。
 次回こそ終わらせます。
 もういい加減、息の根を止めたい、このシリーズ・・・。
 法的にそれは可能なのかという問題もちょこちょこありますが、大目に見て頂けるとありがたいです。

 まあ、そのですね。
 離婚って届け出出すだけなら物凄く簡単なんですよ・・・。
 一応、婚姻届と同じく保証人の名前が二名必要なんですが、いちいち当人が書いたかなんて確認しませんし。多分。
 友人の親戚で売り言葉に買い言葉で離婚届を奥さんが叩きつけ、それを本気にした夫が役所に提出、「え?ほんとにやったんかい!!」と、あわあわして役所に取り返しに行ったが時既に遅し、半年間待って(女性は半年再婚できない) 婚姻届を出し直した・・・なんて話とか、離婚届出したけど結局一緒に住んでる~なんてのもよく聞こえてきます・・・。
 そもそもヨーロッパは事実婚多いですしね。
 昔からたいがい耳年増です、私・・・。
 本人は経験値なんもないんですけどね・・・。

 今までのどす黒い『無花果』シリーズは以下の通り。


   『秘密の花園』-無花果- -①--②--③--④--⑤--⑥--⑦--⑧- 

 一応、ちょろっと、秋に発行した同人誌『秘密の花園-きざはし-』にリンクしています。
 現在とらのあなで販売しています、と宣伝。 (↑上のリンクをクリックすると虎の穴に飛びます)
 3月のJ庭にも持参予定です。
 機会がありましたら、手にとって下さいね。 

 ではでは、次回こそ、終了させたいと思います。
 次回こそは。

 明日は出来ればつれづれなど・・・。
 では、また。



   どの日付のものでも構いませんので、それぞれの記事の下の『拍手』ボタンをクリックすると、おそらく『拍手御礼』というページが展開されるかと思います。
  そこに、小話を添付しています。
  小話は、『拍手御礼』に1話のみ。
  今回は、『壁ドン事件 -出歯亀編-』です。
  ええと、『壁ドン事件-池山×江口編-』を、今回もあの人が出歯亀しております。
  かるーく読み流して下さいね。
  楽しんで頂けたら幸いです。

 一応、これからも拍手用小話を月に一度書き換える予定です。
 随時オーダー受付中。
 毎月16日の正午締めで、20日頃に新作アップという形を取りたいと考えています。

 これからも何かご希望がありましたら、是非リクエストを拍手コメントかメールフォームでお願いします。
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  現在は、『睦み月』で『シゲルとミケ』シリーズです。
  飲んだくれ猟師と化け猫の話。
  楽しんで頂けたら幸いです。

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『秘密の花園』 -無花果-9-

「勝己」
 少し離れた木陰に佇み、庭を眺めていた息子に声を掛けた。
「はい」
 てらいのない、まっすぐな瞳で振り返る。
 この瞳は、奇蹟なのだと戒めた。

 結局、自分はあの時、全く変われなかった。
 男としての矜持を捨てられず、変わったら負けだと思い込んでいた。
 そのまま我を押し通し、芳恵たちをそれまで以上に冷遇し、傷つけた。
 万事思い通りにならないことが多すぎる苛立ちにますます暴走し、気が付くと自分を取り巻く全てが凍り付いていた。
 だれよりも大切にしていた筈の俊一ですら、遠い。
 再三にわたる忠告に耳を貸さない息子を見限った母が最後のカードを密かに切ったのは、勝己の七五三を終えた時だった。
 それを知るのはずっと後のこと、俊一が袂を分かったまま事故死して、更には破壊しつくされて抜け殻になった清乃を抱く芳恵が泣き叫んで初めて真実を知る。

 子供たちも、芳恵も、とうに離縁していたのだと。
 自分の戸籍には、もう既に誰もいない。
 からっぽだ。

 あの夏至の日。
 忘れ去っていた離婚届を、七年経って提出されていたとは思いもしなかった。
 内縁関係の状態でもそばにいたのは、自分の執着のせいだったと、芳恵が泣いた。
 今度こそ、生まれたばかりの孫を連れて真神を離れるという彼女の決心を翻させたのは、まだ高校生だった勝己だった。
 勝己。
 一度も抱いてやれなかった子供。
 指先すら握ってやった思い出はない。
 しかし、彼は、今こうしてここにいる。

「・・・本当に、あの話を受けるつもりか」
「はい」
 あのおくるみの中の赤ん坊が、気が付いたらもう三十歳近くになっていた。
「それが、一番良いと思います」
 今、真神の実権は清乃の夫で婿養子の勇仁の物になっている。
 だが、この本邸の今後の所有権が宙に浮いていた。
 勇仁はここに興味がないばかりか対抗意識があるらしく、目と鼻の先に自らの力で別邸を建てた。
 次男の憲二に至っては何年も顔を合わせたことがなく、最後に会話をしたのはいつだったのかすら思い出せない。
 直系の孫にあたる春彦遺すのが妥当だと思いつつも、まだ幼い上に繊細なその横顔を思い起こすにつけ、重荷になりかねないこの広大な土地を負わせるに忍びないとためらうようになった。
 そうこうしているうちに月日が過ぎ、今になって突然、勝己が引き継ぐと言い出した。
 花園を維持するために、資産家の娘と結婚すると。
 真神家として、財産は潤沢にある。
 だがしかし、それは政治家としての真神を保つための資金だ。
 駆け出しの医者である勝己の財産では相続税とその先にかかる維持費をまかなえるはずもない。
 そこへ偶然にも旧財閥系から縁談が持ち上がった。
 表向きは縁談であるが、とある令嬢と婚姻関係を結んでくれれば持参金を出すというもので、はっきりとした契約結婚だった。
 とりあえず三年間。
 手の付けられない軽薄な長女の尻尾を押さえている間に、跡取りおよび出来の良い妹たちの縁談をまとめてしまいたいという依頼には、さすがの惣一郎も呆気にとられた。
 すぐに断りの返事を出そうとしたところ、その場で話を聞いていた勝己が横から口を開いた。
 お受けします、と。
 欧米のセレブリティからスポーツ選手や俳優と次から次へと浮き名を流し、パーティ好きの浪費家。
 長所は磨きを掛けた容姿のみで、性格の悪さがトラブルを招いているとも聞いている。
 そもそも、そんな縁談に本人が乗るはずがないのではと危ぶんでいたが、意外なことに彼女が随分と乗り気で、既に東京で何度か勝己を呼び出しているという報告も秘書から上がっていた。
 そして、早く式を挙げたいと言い出しているとも。
 好意が存在しているのならば、損得勘定抜きの円満な婚姻生活を送れるかもしれない。
 しかし。
 本当にそれで良いのだろうか。
 迷いが生じて初めて、知りたいと思うようになった。
 その、緑の瞳の奥底に、何が隠れているかと。


        -つづく-




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