『壁ドン事件-池山×江口編-』(J庭37配布ss) 

2014, 11. 05 (Wed) 20:22

 今日も家事と歯医者と役所へ所得証明取りに自転車飛ばしたあと、なんだか疲れて夕方眠ってしまいました・・・。
 やりたいこと、いっぱいあったんだけど、上京三日間が意外と身体にきているみたいで。
 だって、夜の渋谷なんて十数年ぶりだよ・・・。
 その頃だってあんなに人は沢山いなかった!!(ほんとか)
 色々カルチャーショックなどもあったのが、打たれ弱いお年頃の私を許して下さい。

 さて。
 約束通り、久々に小説掲載です。
 小話、です。
 『事件』というのはちょっと大げさなんですが・・・。
 まあ、よそから見たら事件だよな、おふぃすらぶ・・・。
 と、いうことで、先頃参加したJ庭37で、『恋の呪文』をお買い上げ下さった方にお渡ししたSSペーパーをそろそろ公開します。
 ええと、とらのあな様にて委託販売している『恋の呪文』にこれは付けていないので、あちらでお買い上げ頂いた方には別のSSを改めてメールという形で返信送付したいと思いますので、読みたいよと思われたら柱のメールフォーム経由でお知らせ下さい。
 J庭38の時にはまた別のSSを発行予定です。
 ・・・って、スペースの申込みはまだですが。
 た、たぶん懲りずにスペース取ると思います。

 このブログを知る友人達の間では一番取っつきやすいと言われる、池山。
 皆さんに愛して頂けたら嬉しいです。

 では次回は、あともう一つ、片桐と春彦編でお会いしましょう。
 あっちは、少し長くなりますよ・・・。
 明日公開します、明日こそは。



   どの日付のものでも構いませんので、それぞれの記事の下の『拍手』ボタンをクリックすると、おそらく『拍手御礼』というページが展開されるかと思います。
  そこに、小話を添付しています。
  小話は、『拍手御礼』に1話のみ。
  今回は、『すいかずら -夏の声-』です。
  今回は特に短い。
  しかも、モノローグ多いし・・・。
  終戦直前に召集令状をもらってしまった蛍一の独白みたいなものです。
  
  とにかく、楽しんで頂けたら幸いです。


 一応、これからも拍手用小話を月に一度書き換える予定です。
 随時オーダー受付中。
 毎月16日の正午締めで、20日頃に新作アップという形を取りたいと考えています。

 
 これからも何かご希望がありましたら、是非リクエストを拍手コメントかメールフォームでお願いします。


 アクセスして下さったり、拍手やバナークリックで励まして下さる皆さんに感謝しています。
 とくに、励ましの拍手をクリックして下さる方へ。
 本当にありがとうございます。
 頑張ります。
 もしもよろしければ、一言、くださいね。
 感想や要望など頂けると、本当に嬉しいです。
 お待ちしています。



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  記事の一番下の『拍手』ボタンをクリックして頂くと小話をご覧になれます。
  現在は、『睦み月』で『シゲルとミケ』シリーズです。
  飲んだくれ猟師と化け猫の話。
  楽しんで頂けたら幸いです。

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『壁ドン』―池山×江口編―

「あ、江口、はっけーん!」
 指さして高らかに勝利宣言をすると、のっそりと、大きな背中が振り向いた。
「池山さん…」
 自販機の前に立つ江口がちょうど選択ボタンを押したのか、がこんと缶が機内を落ちる音がする。
「池山さんも何か飲みますか?奢りますよ」
「んー。なら、俺もコーヒー、ブラックが良い。あ、そっちのちょっと高いほう」
 遠慮無く年下にたかる敏腕営業の台詞は、居合わせた人たちの笑いを誘った。
「はい、こっちですね」
 昼食を終え午後三時近くになると、どの仕事場でも倦怠感が覆い始める。
 そうなると、各階に設けてある自販機コーナーにはだんだんと眠気覚ましや気分転換のコーヒーを求める人が行き交うようになる。
 出先から戻ったばかりの池山は、自席に荷物を置いて課長に業務報告するのもそこそこに、江口がいるであろう場所に当たりを付けて階段を二段飛ばしてやってきた。
 江口は初夏までの海外常駐を無事終了し、国内業務が増えてオフィスで会うことも可能になったので、ここ最近の池山はかなりご機嫌だ。
 なぜなら、こうして会おうと思えばいつでも会えるからである。
「はいどうぞ」
 差し出してきたコーヒーごと掴んでにやりと笑った。
「なあなあ、江口知ってる?」
「え?」
 首をかしげる江口の手を引いて、自販機コーナーより奥の、カタログストックルームへ連れ込む。
「今、女子の間で流行ってるらしいんだ」
 そう言うなり、江口を部屋の隅に追い詰めた。
「壁ドン」
「は?」
 気が付いたら、壁を背に池山に迫られている。
「だから、これを、壁ドンって言うんだってば」
 キラキラした瞳が得意げ瞬いている。
「壁、ドンですか…」
 それは、さすがの江口も知っている。
 昔から少女漫画などで見かけるシチュエーションのようなのに、ここ最近、なぜか流行っているらしい。
 だがしかし。
 これは果たして、その「壁ドン」なのだろうか?
 池山が両腕を壁について江口を囲い込んだ形になってはいるが、いかんせん、縦横ともに規格外の江口に普通サイズの池山ががっぷり組み付いていているようにしか見えない。
「あれ?なんか、俺の予想と違う…」
 自分の腕は結構長い方なのに、と池山は眉を寄せて考え込む。
「なんだよ、もう・・・。つまんねえな・・・」
 不満げに尖った可愛い唇につい誘われて、思わず、ちゅ、と、音を立てて吸ってしまった。
「ん・・・」
 甘い吐息に誘われて、もう一度。
「う・・・ん、江口・・・」
 いつのまにか壁についていた筈の手が、腕にしがみついている。
 ゆっくりと背中を抱きかかえながら今度は池山を壁に押しつけて、唇と舌の甘さを堪能した。
「あ・・・」
 絡めた舌が離れる時、池山が小さく濡れた声を漏らす。
「・・・楽しいですね、壁ドンって」
 囁きかけると、ぱあっと、顔が赤く染まった。
「癖になりそうです」
「・・・ばかっ。もうしない」
 ぷいっと、拗ねる横顔がとてつもなく可愛い。
「そうですか?」
「う・・んと、今日は、もうしない」
「はい。今日は、ですね」

 笑うな、と、背中を叩かれたが、それがまたあまりにも可愛いので、江口は顔を落として、もう一回、唇をふさいでしまった。


 明日はどこでキスをしようか。


                    -おしまい-





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