『きみは、すてきだよ』-1-(『夢の中』その後編) 

2013, 11. 15 (Fri) 23:20

 今月の拍手御礼『夢の中』の、続編です。
 池山が帰国してからの話。
 メンバーは、池山、岡本、本間、橋口、片桐。
 相変わらずの雑談で、しかも私の予定では数行の筈のエピソードがもう、ながながと・・・。
 続きは日曜日に。
 次回で終わると良いなあ。
 とにかく、終わっていない話を一つずつ締めていきたいと思います。
 なんたって、もう十一月も半ばですよ・・・。
 もう、予定がずれにずれてますしね。

 ではでは、みなさま良い週末を。



   どの日付のものでも構いませんので、それぞれの記事の下の『拍手』ボタンをクリックすると、おそらく『拍手御礼』というページが展開されるかと思います。
  そこに、小話を添付しています。
  小話は、『拍手御礼』に1話のみ。
  今回は、池山・江口を中心に、『全て、夢の中』です。
  R指定・・・かな。
  なんせ、池山と江口ですから・・・。
  いちゃいちゃしているような、なんというか。
  そういうのが苦手な方はごめんなさい。  

  ともかく、楽しんで頂けたら幸いです。


 一応、これからも拍手用小話を月に一度書き換える予定です。
 随時オーダー受付中。
 毎月16日の正午締めで、20日頃に新作アップという形を取りたいと考えています。

 
 これからも何かご希望がありましたら、是非リクエストを拍手コメントかメールフォームでお願いします。


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  現在は、『睦み月』で『シゲルとミケ』シリーズです。
  飲んだくれ猟師と化け猫の話。
  楽しんで頂けたら幸いです。

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『きみは、すてきだよ。』



「・・・で、お前は台湾で食い散らかすだけ食い散らかしてきたわけね」
 掴んだ湯飲みからずずっと台湾茶を飲みながら岡本は言う。
「なんだよ、食い散らかすって。俺はちょっと顔を出しただけじゃん」
 へらへら笑いながら箸の先を咥える。
 思い立っていきなり一泊二日で台湾へ突撃した池山は、ある意味弾丸ツアーだったにも関わらず、その場にいる誰よりも生気に充ち満ちていた。
 今夜も例によって、マンション・プレシャスTの五階にある3LDKの部屋にわらわらと集結している。
 メンバーは、現在この部屋の家主に取って代わりつつある居候の本間奈津美、四階1LDK住まいの池山、六階2LDKに入居して間もない片桐、そして妻不在のために暇になった岡本、近所に住む橋口。以上五名だった。
 時刻は八時を回ったところだが、残りの面々はおおむね残業に突入で、今夜は終電ぎりぎり間場頑張るか仕事が済み次第合流希望など様々である。
 いつも適当に始めて、適当に解散する緩さが、彼らの仲が長続きする理由なのかもしれない。
リビングテーブルの上にはテイクアウトした中華総菜と、池山が現地の人たちから持たされた土産物の一部が並び、それらを広げてめいめい好きなように突っつきながら茶を飲んでいた。
「そういや池山さん、台湾語、話せたんですね?」
 橋口が空になった茶碗に烏龍茶を注ぎながら問う。
「いや、あんまり。中国語って、発音難しいしさ。なに言ってんのかは勘でわかるんだけど、喋るのは無理。基本単語と、あとは主に英語?まあ、日本語解ってくれる人も結構いたしな」
「ああ、年取ってると日本統治下に叩き込まれたって人とか、若いなら観光業のために覚えたとか、あそこはけっこう日本語で通せたりするんだっけ」
 台湾は何度か行ったことがある片桐は古い記憶をたどる。
「ま、肝心の英語も久々に使うから、最初うまく操れなかったけどな」
「久々?お前留学してたのか?」
「留学はしてないけど、スパルタで仕込まれたというか、なんというか・・・」
「なんだそりゃ」
「ここだけの話なんだけどさ・・・」
 背中を丸めて声を低める池山に、残り四人は同様に身体をかがめてゴクリと喉を鳴らす。
「長谷川のヤツ、付き合っていた当時、英語かイタリア語かフランス語でしか会話をしてくれなかったんだよ・・・」
「はああ?」
全員、がばっと身を起こした。
「なにそれ?初耳~!!」
「私も知りません・・・」
 長谷川生。
 池山の学生時代の元彼女で、この部屋の家主の立石が中学生の頃から現在までストーカーのように追っている女性である。
 この集まりには滅多に顔を出さないが存在感は半端でないシングルマザーの名に、習い事などで日頃それなりに親しくしている本間と橋口は顔を見合わせた。
「前にも言ったと思うけどさ。俺が付き合っていたのは、ハセガワ・イクではなくて、年齢不詳、国籍不明のイタリア系モデルの『ショウ』だったわけよ。知り合ったのもミラノのショー真っ最中で、それ以後会うのはミラノかパリ、連絡はメールで英文、会話は主に英語。本人としては単に高階の家とか開のことを考えてプロフィールを伏せていたんだけど、途中からそのミステリアスさが受けて仕事が来てたから、たまあに寝るだけの男に素性を明かすわけにもいかなかったんだろ」
 当時、池山は彼女を中国・韓国系か東南アジア出身だと思い込んでいたため、日本人の可能性を全く考えもしなかった。
「いや・・・。それにしても・・・。徹底してるな、長谷川さんって・・・」
 それならば、たとえ睦み合っている最中でも日本語を出さなかったというわけで・・・。
「だから、詐欺だろっていったじゃん!!」
「・・・諜報員になれるな、あの女・・・」
 長谷川に対して過去の遺恨がどうしてもぬぐえない岡本の発言に、一同肯くばかりだった。
「そんなわけで、英語は日常会話程度なら大丈夫なんだよ。ただ、ビジネスとなればちょっと違うからな。アメリカだのイギリスだのでは難しいだろ。それに、俺はとっかかりを作っただけで、正式契約はさすがに現地の奴らに任せてきたさ」
「まあねえ。間違いがあったら大変だし」
 実際越権行為なので、池山の上司と台湾支社の営業は頭を抱えた。
 良質の契約を取りまくってくれたおかげで、業績は上がる。
 しかし、畑違いにも程があった。
 なんと言ってもいきなり休暇を取って担当でもないところに出向いたということで、書類上、池山の名前は一切記載されないことになった。



 -つまらないところで時間切れ。 次回に続きます-





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