『どんなに、どんなに?-2-』(本間、橋口、村井、池山、篠原、片桐、中村) 

2013, 11. 10 (Sun) 23:22

 ここ最近体調がすぐれず、ネットにも繋げない日が続いてしまい、間が空きました。
 いつものサイクル的な不調なのですが、仕事で迷惑をかけてしまい、猛反省です。
 来月はあのような失態を犯さないように体調管理に気をつけたいと思います・・・。

 そういや、サタンの椅子へのお願いはほぼ利かなかったということなのでは・・・ごにょごにょ。
 健康な身体が欲しければ、己でなんとかしろと言うことでしょうね。

 で、とにかくとりあえず。
 『どんなに、どんなに?』の続きです。
 予想通り二話で終わらず、次回に続きます。
 本来の予定としては、ここで終わる内容だったはずなのですが、またもや引きずられて続く・・・。
 でも、すぐに更新できるはずなので!!
 どうかお見捨てなきよう・・・。

 
 ちなみに、この話は、今月の拍手SSの『全て、夢の中』の前振りで、この絵本が絡んでます。

どんなにきみがすきだかあててごらん (児童図書館・絵本の部屋)どんなにきみがすきだかあててごらん (児童図書館・絵本の部屋)
(1995/10)
サム マクブラットニィ

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 この間、これの四季シリーズをちらっと覗いたみたけれど、やっぱりいちゃいちゃしてましたね・・・。
 でも、いちゃいちゃの最高峰は、やっばり1作目でしょう。

 ではでは、そんなこんなを楽しんで頂けますように・・・。



   どの日付のものでも構いませんので、それぞれの記事の下の『拍手』ボタンをクリックすると、おそらく『拍手御礼』というページが展開されるかと思います。
  そこに、小話を添付しています。
  小話は、『拍手御礼』に1話のみ。
  今回は、池山・江口を中心に、『全て、夢の中』です。
  R指定・・・かな。
  なんせ、池山と江口ですから・・・。
  いちゃいちゃしているような、なんというか。
  そういうのが苦手な方はごめんなさい。  

  ともかく、楽しんで頂けたら幸いです。


 一応、これからも拍手用小話を月に一度書き換える予定です。
 随時オーダー受付中。
 毎月16日の正午締めで、20日頃に新作アップという形を取りたいと考えています。

 
 これからも何かご希望がありましたら、是非リクエストを拍手コメントかメールフォームでお願いします。


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  現在は、『睦み月』で『シゲルとミケ』シリーズです。
  飲んだくれ猟師と化け猫の話。
  楽しんで頂けたら幸いです。

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「どんなに、どんなに?」-2-


そんな大混戦の会話が続く中、携帯電話の着信音が鳴った。
「あ、わり。俺」
 ひょこっと軽く頭を下げて池山が立ち上がる。
 勝手知ったるなんとやらでそのままダイニングを突っ切り、鳴りっぱなしの携帯電話を握ったまま足早に廊下に出て扉を閉じた。
「・・・あれ、江口さんだねぇ」
「ですね」
 着信音で聞き分けた本間たちがにんまりと笑う。
「江口さんも忙しいですね。私、まだ数えるくらいしかお会いしたことないです」
「そうだね。なんだか最近かなり便利に使われているというか・・・。都合のいい男と化しているというか・・・」
「いえ、江口さんの能力が仕事を呼んでしまうのでしょう?受付チームにまで噂が来てますし」
 橋口の勤める受付窓口はほとんど派遣への業務委託で、選りすぐりの美女を揃えていると言っても過言ではない。
「・・・ってことは、狙われているんだ、江口さん」
「そうね。もろもろの意味で美味しそうだと」
 一部の女性には狩りのためにあえて派遣で受付業務に就いたと公言している者もいる。
「ターゲット、ロックオン、ですね」
「ですねえ」
「どこまで逃げても、次が追ってくるってな感じ?まさにモテ地獄だねえ」
 のどかに女三人は茶をすする。
「・・・女って、ほんっと怖いな・・・」
 明後日を見ながらぼそりと片桐は漏らす。
 実際、ロックオンされて掴まった経験のある身としては、江口を他人事と思えない。
「でも、まあ・・・。江口さんは・・」
「まあな」
 中村が皆まで言わずとも、廊下から漏れ聞こえる声に肩をすくめる。
 気のせいか、池山の声が少し大きく聞こえ始めた。
「だがしかし・・・。それはそれで」
 と、そこで、ばん、と、廊下の扉が開いた。
「片桐、明日のNN銀行って、重要案件あったっけ?」
「んあ?いや、定例会だろ?新規契約も事前に詰め終わっていて揉める話もないから、さらっと確認するだけかな」
「じゃ、うちの課長一人でも大丈夫?」
 現在の池山の上司である営業課長は、生粋のお坊ちゃんでいささか頼りない。
「・・・あの課長の頭の中に、話がきちっと通っていればな」
 しかも、ちょっと、いやかなりぼんやりしている。
「それとハルちゃん。明後日の午前中のM証券のって、松田寄越せばカタが付くよな?」
 松田は池山の部下で、こちらも多少抜けているお調子者だが、営業の仕事もだいぶ板に付いてきた。
「ええまあ。こちらも今は安定してますし。追加作業が発生していますけど、双方想定内です」
「了解。なら、どっちもある程度マニュアルつくっときゃ大丈夫だな。というわけで、俺、今日は帰るわ。じゃあな」
 いきなり、片手を上げてにこやかに笑う池山の瞳の中に、揺るぎない何かが垣間見える。
「というわけでって・・・」
 先ほどまでののんべんだらりとしたオフモードから、急にてきぱきと仕事をさばくオンモードへ切り替わっていて、片桐だけでなく周囲も目を見開いた。
「ん。明日から明後日にかけて俺休むから。でもそっちにしわ寄せいかねえように細工すっから大丈夫。問題なし」
「もしもし?池山さん?」
「あ、でも、明後日、終業頃にはいったん顔を出すからよ。時々電波が届かねえかもしれないけど、ま、たまにはいいだろ、あいつらにやらせんのも」
 困惑の色を深める男性三人と対照的に、女性三人は色めき立つ。
「これはもしかして・・・」
「もしかして~」
「もしかしたりします?」
 頭を寄せ合いひそひそ話を交わす中、池山の妙にハリのある声が響く。
「そんじゃ、またな!!」
 そして、六人が取り残される。
 一転して静かになった室内は、脱力ムードが漂う。
「またな・・・って。マジか、池山・・・」
 がっくりと力なくテーブルに突っ伏した片桐に、今まで呆然としていた篠原が我に返る。
「・・・啓介さん、これはいったい・・・」
「さっきの電話で何があったかは知らんが、行くんだろ、台湾」
「は?」
 ますます意味がわからずぽかんと口を開けていると、ダイニングから立ってコーヒーを淹れ始めた本間が肩をすくめた。
「何がって、もちろん『どんなに好きだかあててごらん競争』じゃないの?池山さん、ものすごーい負けず嫌いだもん」
 負けず嫌いで済ませて良い話なのか。
 篠原は軽い頭痛を覚えて額を押さえる。
「さすがに月は無理ですが、台湾なら行って帰って来れますねえ」
 食器棚からコーヒー用のカップを取り出しながら、橋口も肯く。
「・・・足が速くて軽ければ、行って帰ってこれるとも?」
 回収した食器類を洗い始めた村木が首をかしげた。
「あ、バビロンまで何マイルね。そうそう。そんな感じ」
「・・・比喩じゃなくても、池山さんならろうそくが消える前に行って帰ってこられそうですね・・・」
「そこが、池山さんの凄いところね」
「ついでに契約まで取ってきそうな気がします」
 それは、片桐達も同感である。
「さ、コーヒー飲んだらお開きにしようか」
 そう言って、小さめのカップに次々とコーヒーを注いだ。




 -もう1話続く-





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