『女王陛下と俺-夏の終わり-』-3- 

2013, 09. 03 (Tue) 23:56

 今日も結局終わりませんでした。
 すみません~。
 そもそも、仕事場の休憩中に上がった話題が今回の話のメインテーマでした。
 「ブルマーはいつから廃止されたのか」
 若手と、そうでない人の境界線がブルマーで出来ているという話になりまして。
 結局、正確な年代などの答えはウィキ先生に教えて頂きましたが・・・。
 そんなことまでかいてあるんだ、ウィキ先生。
 おかげで助かりましたけどね。

 ジャージの話も実話ですが、ただし、これは九州ルールかもしれませんね。
 本州にはない話かもしれないなあと思いつつ書きました。

 さて。
 次回こそ、終幕します。
 次回こそは。




   どの日付のものでも構いませんので、それぞれの記事の下の『拍手』ボタンをクリックすると、おそらく『拍手御礼』というページが展開されるかと思います。
  そこに、小話を添付しています。
  小話は、『拍手御礼』に1話のみ。
  今回は、真神家次男と三男で、『秘密の花園-貴婦人- 』です。
  タピスリーを二人で見に行ったという設定で。
  起伏のない話で申し訳ないのですが、どうでしょう。

  楽しんで頂けたら幸いです。


 一応、これからも拍手用小話を月に一度書き換える予定です。
 随時オーダー受付中。
 毎月16日の正午締めで、20日頃に新作アップという形を取りたいと考えています。

 
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  飲んだくれ猟師と化け猫の話。
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『女王様と俺-夏の終わり-』-3-



 
 仕切り直しに、立石がコーヒーを淹れ始めた。
 それに合わせて、橋口が冷蔵庫に保管していた和菓子を豆皿に一つ一つ載せ、黒文字の楊子を添えた。
 和菓子はどれも趣向の凝らされた彩りの美しい物ばかりで、カウンターに肘を突いて見守っていた池山が目を輝かせる。
「コーヒーに和菓子?しかも、随分上品な生菓子だなあ」
「意外と合うんですよ。そもそもお濃茶なんて、エスプレッソ並みの濃度ですし」
「ああ、あれ。オレ苦手・・・。回し飲みだし、ぬるいし」
 昔、姉が独身の頃に勉強会と称して行った茶事に引っ張り出された池山は、その時を思い出して舌を出した。どこから借りてきたのか着物も着せられ、趣向は色々と興味深かったが、最後の濃茶だけはどうしてもなじめず、しびれた足ともども苦しめられた。
「まあ、末席の方だと冷めてしまいますよね、特に寒い季節は」
 今や本間達と同じく長谷川の祖母の門下生になった橋口は、以前別の流派を少し習ったことがあったらしく、茶事にも人間関係にもすんなりと馴染んでいる。
「さあ、どれにしますか?お好きなものをどうぞ」
 大きなお盆に並べられた和菓子を全員で覗き込み、それぞれ好みのものを取り、片手にコーヒーの入ったマグカップを持って着席する。
「いただきます」
 全員が無意識のうちに手を合わせて一礼し、老職人ならではの技を視覚と味覚で楽しんだ。
「さてと。再開再開」
 和菓子を食べ終えて一息ついたリビング組が、しょうこりもなくアルバムに手を伸ばした。
「あ。ブルマーだ」
 本間の呟きに、村木と橋口が覗き込む。
「あら、本当ですね。生さんの頃はまだこちらだったんですね、体操着」
 最年少の村木の懐かしげな声に池山か食いついた。
「ええ?キミタチ、ブルマーじゃないの?」
「ええ。小学校の頃くらいはブルマーだった時期がありましたが、おおむねハーフパンツですね」
「あ。私の所はぎりぎり高校一年生の時までブルマーです。しかも緑色の」
「うわ、緑色なんてあんの?」
「ありますよ。うちの学校、学年別に体操着の色を変えていたので。私の学年はオールグリーンです」
 物憂げなため息に、村木がおそるおそる挙手した。
「わかります。私の所も、紺色、小豆色、緑色の三色でしたから」
「ちなみに、何色?」
「私は上下とも小豆色でした・・・」
「どっちもどっちだね・・・」
「ええ。どっちもどっちです・・・」
「まあ、高校の体操着って、イケてないくらいが丁度良いんじゃね?目の毒だしさあ」
 同じく緑色の体操着で屈辱の三年間を過ごした本間は、唇を尖らせる。
「それって、男の論理~」
「仕方ないじゃん、オレ、男だもん」
 リビング組がやんややんやと盛り上がるのを横目に、四人の男が頭を付き合わせた。
「なに?ブルマーって」
 海外在住の佐古が知るよしもない。
「ああ。日本では体育の授業の時に学校指定の体操着を着る決まりにおおむねなってるんだよ。その時に女子が履くショートパンツみたいなヤツ。ぴったりしたショーツ型だったんだよ」
「ふうん?」
「今は廃止されて、太もも丸出しっていうのはなくなったようなんだけど、俺が高校の時はまだそれだったから、本間達に受けてるんだろう」
 立石の説明に、片桐がぽつりと呟く。
「なんか問題になって気が付いたら廃止になってたけど、境界線はそのへんか・・・」
「そうですね。けっこうな論争になりましたから」
 冷静に篠原が補足する。
「ああ。今にして思えば、エロいもんなあ、ブルマー姿って」
「・・・じゃあ、長谷川生も、ブルマーだったんだ」
「・・・!!」
 口に含んだコーヒーを気管に入れてしまい、立石が咳き込んだ。
「で、どうだった?あの女のブルマー姿」
 珍しく淫靡な笑いを浮かべて佐古が詰め寄る。
 げほげほと咳をする立石の背中を、気の毒そうに片桐がさすった。
「アンタも鬼だな、佐古さん」
 好きな女の生足を拝んだ思春期まっただ中の高校生の心情なんて、聞くまでもないだろう。
「・・・ものすごく、綺麗だった・・・」
 テーブルに突っ伏して虫の息ながら、律儀に立石が答える。
「・・・え?」
 片桐が背中に置いていた手を宙に浮かせた。
「足が、信じられないくらい長くて、まっすぐで、なんか、きゅっと、しまってて、ほんのり小麦色で、つやつやしてて・・・」
 額をテーブルにつけたまま、うわごとのようにぶつぶつと呟く
「もしもし?立石、だいじょうぶ?」
「立石さん、それ以上は、もう良いですよ・・・」
 篠原の同情混じりの声と、周囲の非難の視線に、佐古はぽりっと頬をかいた。
「なんか、俺っていじめっ子?」
「これに関してはそうだな。謝れよ、佐古」
「う・・・ん。ごめんね?徹」
 小首をかしげる佐古に、依然、額をテーブルにくっつけたままの立石はかすかに肯いた。
「もしかして、お前ら、昔からこんな感じだったのか?」
「・・・まあ、時々。だって面白いから?」
「・・・ぜんっぜん反省してねえな、佐古・・・」
「ん?反省してるよ?ものすごく」
 一同は心の中で、それは嘘だ、と思った。

 聞き耳を立てていたリビング組は、額がつきそうなくらい顔を寄せ合ってひそひそと言葉を交わす。
「・・・結局、しっかり見てますね。日記書けるくらい、観察してますよね、あれ」
 珍しく橋口が口元を痙攣させながら指摘した。
「そりゃあ、中学の頃からの憧れの人のオミアシよ?卒倒もんじゃない?」
 なんせ、彼女を追いかけて同じ高校を受験したくらいだ。
「それにしても立石さんって、いくさんが絡むと、本当に、なんというか・・・」
 村木が言葉を探すと、池山が引き継ぐ。
「へっぽこ?」
「いや、そこまで言ってません」
「発情期?」
「いやいやいや、男はみんなそういうもんだって」
「いえ、本当にそっちじゃなくて・・・ああ、純情、です」
「じゅんじょー、かあ」
「確かに、絶滅危惧種だね、純情」
「純情ってより、乙女じゃない?」
 いのーちーみじかし~、こいせよーおとめー、と、節を付けて本間が歌う。
「ああ、そうとも言う」
 人の家に上がり込んでいるというのに、散々である。




        -つづく-








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