『女王陛下と俺-夏の終わり-』-2- 

2013, 09. 02 (Mon) 23:22

 すみません。
 操作ミスで夜の11時頃に白紙投稿してしまいました。
 クリックしたのに何も見られなかった方にお詫びします。
 ・・・すみません。

 そして、ちょっと色々いじっていたら二時間経ってしまいまして。

 前後編のつもりが、まだまだ続きます。
 拍手小話の域を超えてしまった・・・。

 拍手は、9/3の夕方までに更新しますね。
 今しばらくお待ち下さい。

 とりあえず、今日も話がそれまくりの、「女王様と俺」です。
 いったい、誰のせいでメインテーマからどんどん逸れて行っているんだろう・・・。

 ではでは、楽しんで頂けたら幸いです。




   どの日付のものでも構いませんので、それぞれの記事の下の『拍手』ボタンをクリックすると、おそらく『拍手御礼』というページが展開されるかと思います。
  そこに、小話を添付しています。
  小話は、『拍手御礼』に1話のみ。
  今回は、真神家次男と三男で、『秘密の花園-貴婦人- 』です。
  タピスリーを二人で見に行ったという設定で。
  起伏のない話で申し訳ないのですが、どうでしょう。

  楽しんで頂けたら幸いです。


 一応、これからも拍手用小話を月に一度書き換える予定です。
 随時オーダー受付中。
 毎月16日の正午締めで、20日頃に新作アップという形を取りたいと考えています。

 
 これからも何かご希望がありましたら、是非リクエストを拍手コメントかメールフォームでお願いします。



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 とくに、励ましの拍手をクリックして下さる方へ。
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  現在は、『睦み月』で『シゲルとミケ』シリーズです。
  飲んだくれ猟師と化け猫の話。
  楽しんで頂けたら幸いです。

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『女王様と俺-夏の終わり-』-2-



 二手に分かれてお好み焼を焼きながらつっつき、デザートの果物もあっという間に平らげ、食後のお茶を楽しんでいると、リビングチームの本間が本棚にある卒業アルバムをめざとく見つけた。
「あれ?これ、高校の時のアルバムでしょ?立石さん、見ても良い?」
 シンガポールへ旅立つ直前に同窓生と名乗る男から同窓会開催の出席依頼メールが来て、返事を出そうにも顔と名前が一致しないので、物置から取り出して確認し、そのままリビングの本棚に起きっぱなしにしていた。
「ああ・・・。良いけど、大して面白くは・・・」
 許可を得た途端、本間がばっとそれを開き、橋口と村木と池山がハイエナのように飛びかかって覗き込む。
「うっわー。みんな初々しい~っていうか、何、これ、もしかして立石さん?」
「これって、高校一年の時ですかね。でも、もう、今と雰囲気似てますね・・・」
「それって、カラダのこと言ってんの?弥生ちゃんのエロ~」
 水泳部時代の立石を指さして、池山がねっとりとした笑みを浮かべる。
「いや、顔ですって・・・。それに高校生一年生で今の骨格だったら凄すぎますよ」
「たしかに。でも、映画やドラマに出ても遜色のない均整のとれた体つきですね」
 否定する橋口の横で、村木は冷静に写真を検分する。
「もてたでしょう、立石さん」
 長い髪を背中の半ばくらいまでのばし、ふんわりとした装いで儚げな美少女風の村木に茶化すわけでもなくさらりと言われて、立石は真面目に答えた。
「いや、俺は全く注目されなかった。地味で所帯じみていて、年寄りっぽいと言われてたし」
「あー。ねー。高校一年だとそういう判定になるんだ。女って残酷~」
 物心ついた時からモテ街道を歩んできた池山が哀れみの目を向ける。
「それが、社会人になったら結婚するのにイイ感じ?って、180度変わるのよねえ」
 今や、歩けばRPGのダンジョンかのように、結婚したい女たちに付け狙われる日々だ。
「もしかして、立石お前、海外勤務で躱しているのか・・・」
 ここ最近の鬼気迫る勢いとも言える仕事の取組みようを思い浮かべた片桐がぽろりと零す。
「・・・いや、そのつもりはないんだけど・・・。それに海外にいても似たような感じだし・・・」
 物憂げな声に、空気が沈んでいく。
「なんだ、あっちの女もかぶりつきなのかよ・・・」
 ひそひそと、さざ波が起きる。
「不動の安定感?」
「なんか・・・。もててる今の方が不幸せって、うまくいかないもんだな・・・」
「不幸せって決めつけるのはどうかと思うよ、池山さん・・・」
 本間の突っ込みは、全員の意見でもあった。
「で、いくさんは・・・っと」
 話を変えるために本間がページをめくる。
 しかし、それが話題として適当だとは思えない、むしろこれから塩を揉み込むことになるのではないかと、片桐と篠原が視線で会話する。
 しかし。
 止めに入る手立てはもちろんないので、固唾をのんで見守った。
「・・・ええと、バレー部だっけ」
「・・・あ。これですね。やっぱり目立ちますね、彼女」
 しかし覗き込んだ橋口と村木がふと、顔を見合わせた。
「あれ?私、この方、見覚えあります」
「あら、私も今そう思ったところなの。でも・・・」
 福岡に関わりのない二人は頭をひねる。
「んん?どの人?」
二人の指さす人物をじっくり検分した本間がいきなり声を上げた。
「ああーっもしかして、この人!!」
「ん?どうした、なっちゃん」
「佐古さん佐古さん、こっちきて!!」
「ん~?」
 手招きされて、佐古がテーブル席から離脱し、本間の隣に座る。
「あ・・・」と、篠原が恨めしげな声をひそかに上げたのを、片桐と立石は聞かなかったことにした。
「ほらここ!!」
「うん?」
「小山内真矢がいるの!!」
「あ、ほんとだ、小山内真矢」
「あーそうそう、小山内真矢!!ジャズシンガーの!!」
 橋口と村木は目を見開いて、うんうんと肯く。
「ああ、ようやく名前が出てきた・・・」
 まるで喉に刺さった魚の小骨が落ちたかのように、橋口がのど元をさすった。
「ああ・・・。小山内か。中学の時から長谷川と仲が良かったから・・・」
「ねえねえ、小山内真矢って、有名なんだっけ?」
 きょとんと首をかしげる池山に、もう~っと、本間が頬を膨らませた。
「海外で通用する日本人のジャズシンガーとして、ものすんごい希少なのよ、池山さん」
「昔は福岡にもブルーノートあったしな。だから高校まではなんとかこっちにいたんだけど、ずっと帰国しないままみたいだし」
 立石の説明に、本間はらんらんと目を輝かせる。
「いいな、いいな~。いくさん、真矢と仲良かったんだ~。彼女のCD、私全部持ってる!!」
「良いよな、真矢。初めて聞いたのはフライミートゥーザムーンのカバーで・・・」
「あ、私も私も、あれ、素敵よね」
 盛り上がりきった本間がいきなり歌い出した。
「Fly me to the moon~♪」
 すると、彼女の顔を覗き込みながら、佐古も後に続く。
「And let me play amongst the stars・・・」
意外に甘い、二人の囁くようなハーモニーが部屋の中に静かに広がっていった。
「Let me know what spring is like・・・On Jupiter and Mars・・・」
 村木、橋口、池山の三人はアルバムから顔を上げて、歌を聞き入っている。
 まるで、ミニコンサートが始まったかのような光景だった。
 そんな中、篠原は憮然とした面持ちである。
「二人の好きな音楽が結構被ってるから、時々こうやって急に歌い始めるんだよ」
 立石のフォローにも眉1つ動かさない。
「・・・たしか、篠原、お前もむかし楽器やってなかったっけ」
「ええ、そう言う家でしたから」
「なんだっけ。バイオリン?」
 確か弦楽器だった。
 なんとなく雰囲気から当たりを付けて適当なことを言うと、冷ややかな眼差しが返ってくる。
「いいえ。三味線です」

 気が付いたら、歌が終わっていた。

 全員の視線が今度は篠原に集中する。
「しゃみせん?」
 まだどこか甘さの残った本間の声が、反芻した。

 一瞬後に、ぷぷーっと池山が吹き出す。
「いやー、いいわ、秘書さん。そのノーブルな顔で、三味線!!ギャップ萌えするわ~!!おれ、アンタのこと好きかも~」
 げらげらと腹を抱えて笑い出した彼に、即答した。
「いえ。あなたに萌えて貰わなくても、結構です」




        -つづく-








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