『秘密の花園』-七夕 2- 

2013, 07. 24 (Wed) 23:19

 すみません。
 周期的に体調が悪いのと、仕事疲れと暑さに負けたので、今日の休みは洗濯掃除以外はひたすら眠っていました・・・。
 そんなわけで、この話。
 次まで続きます。
 二話で終わらせるつもりだったのにごめんなさい。
 しかも、仕事と仕事の間に旅行を一つ入れてしまい、おそらく日曜日まで更新できないかと・・・。

 これの続きは来週になります。
 そもそもこれ自体、月曜日に掲載するはずだったのに・・・。
 最近、Rな場面になるとぴたりと指先がとまってしまうのは何故だろう。
 頭の妄想と指先がどうしても繋がりません。
 いやいや、書きたい妄想はまだまだいっぱいあるから・・・。
 このままだと、妄想がたまった爆発してしまいそうです。

 それと。
 拍手御礼、今月分も来週に・・・。
 ぎりぎり月末になりそうです。
 今回は真神家の次男三男の予定(なんか、二人組の漫才師みたい・・・)。

 ではでは、また。






   どの日付のものでも構いませんので、それぞれの記事の下の『拍手』ボタンをクリックすると、おそらく『拍手御礼』というページが展開されるかと思います。
  そこに、小話を添付しています。
  小話は、『拍手御礼』に1話のみ。
  今回は、『秘密の花園』の、真神家長男とそのつれあい。
  しかも、攻めサイドです。
  お題は『秘密の花園-夏-』(もう、なんもおもいつかん・・・)。

  楽しんで頂けたら幸いです。


 一応、これからも拍手用小話を月に一度書き換える予定です。
 随時オーダー受付中。
 毎月16日の正午締めで、20日頃に新作アップという形を取りたいと考えています。

 
 これからも何かご希望がありましたら、是非リクエストを拍手コメントかメールフォームでお願いします。



 アクセスして下さったり、拍手やバナークリックで励まして下さる皆さんに感謝しています。
 とくに、励ましの拍手をクリックして下さる方へ。
 本当にありがとうございます。
 頑張ります。

 もしもよろしければ、一言、くださいね。
 お待ちしています。

  記事の一番下の『拍手』ボタンをクリックして頂くと小話をご覧になれます。
  現在は、『睦み月』で『シゲルとミケ』シリーズです。
  飲んだくれ猟師と化け猫の話。
  楽しんで頂けたら幸いです。

 アクセスして下さったり、拍手やバナークリックで励まして下さる皆さんに感謝しています。
 もしもよろしければ感想や要望など頂けると、本当に嬉しいです。


ブログランキング・にほんブログ村へ


   拍手小話はこちら →

『秘密の花園―七夕 2―』



 住職は自ら経を上げてくれたのち、回廊を更に奧に入った離れに茶を設けているからあとで来るように言い置いて仏間を去った。
 立ち上る線香の煙を見つめながら、しばらくぼんやりと過ごす。
 今は、骨壺の中で一つになった先代と母。
 ようやく安らかに眠ることが出来たのではないか。
 先代の葬式や法事に顔を出すことは叶わなかった。
 すでに海外へ居を移していたせいもあるが、いらぬ誤解を招かぬためでもあった。
 海難事故で亡くなった父の保険金と、家政婦としての母の働きによる貯金とその間にかけられた保険金でけっこうな財産が今の自分にはある。
 それを真神家から搾取したものと邪推される可能性は高い。
 そして、現在自分が受けている最高の教育は、確かに先代の配慮によるものだ。
 誰にも邪魔をされないためにも、今は身を隠す必要があった。
 なので、こうして二人の命日にも法事にも関係ない夏の日にこっそり帰郷した。
 この帰国の手配をしてくれた先代の筆頭秘書の藤田以外、おそらくこのことは誰も知らないはずだ。
 ・・・俊一、は。
 知らない方がしあわせだろう。
 彼のことを思わぬ日は一日たりとてない。
 俊一、俊一、俊一・・・。
 彼がいなければ、自分はとうにこの世から去っている。
 膝の上で拳をぎっと握りしめた。
 でも、会わない。
 昨年のあの日、そう誓った。
 大人になるまでは、大人達に太刀打ちできるほどの力をつけるまでは、会わないと。
 でも、心は揺らぐ。
 会いたい気持ちでいっぱいになり、悲鳴を上げそうだ。
 
 気が付いたら、線香の煙が絶えていた。
 膝を進めて線香をとり、ろうそくの火をつける。
 灰にさして合掌し、立ち上る煙に嘆息した。
 
 早くここを辞して、成田へ行こう。
 やはり、手が届くかもしれない日本にいるとどうしても未練が増していく。

 立ち上がり、住職へ別れの挨拶をするために回廊を進んだ。
 山水造りの庭の奧は小さな崖のようなものと滝が作られており、その前に張り出した東屋のような離れがある。
 茶室として使われることもあり、昔は何度かそこで過ごした。
 一言断って襖を開け、膝をいざって中に入った。
「・・・」
 誰かが息を呑む気配に顔を上げると、そこには、一人の先客がいた。
 さきほど言葉を交わした住職ではなく。
「・・・・俊・・・」
 一年前とは面差しがまったく違う。
 でも、俊一だった。
 目が眩むほどの神々しさをそのままに、のびやかに成長を遂げた姿で、そこにいる。
 艶やかな黒髪、白い頬、随分と大人びた眼差し。
 一年前よりもずっと、ずっと、綺麗になった。
 圧倒的な、美しさが、そこにある。
「さと・・・る・・・」
 彼は、唇をふるわせながら、自分を呼んだ。
「さとる・・・覚!」
 きりりとつり上がった目尻から、ひとしずくの涙が、こぼれる。
 そして、前よりも長くなった腕を伸ばし、畳についていた自分の手首を掴んできた。
 震える指先。
 でも、確かな力。
「さとる・・・っ」
 甘い、くちなしの匂い。
 熱い身体が腕の中に飛び込んでくる。
 かすれた声が耳に届く。
「会いたかった・・・。ごめん、会いたかった、さとる・・・」
 前よりも、少し低くて、そして、前よりずっと、ずっと甘い。
 俊一の、声。






        -つづく-


 
      < ↓ポチリとしてくださるとうれしいです↓ >

  br_decobanner_20100412095827.gif  にほんブログ村 小説ブログ BL小説へにほんブログ村



スポンサーサイト

タグ:続きを読む

コメント

コメントの投稿

非公開コメント