『バレンタイン・ラプソディ』-2-(楽園シリーズ) 

2013, 04. 08 (Mon) 20:45

 時間がないので、とにかく更新。
 今日はおひな様にお帰り頂いたり、八百屋で冷や汗かいたりと、そんな一日でした・・・。

 いい加減、正式名称つけたいのですが、その時間がない・・・。

 またあとで修正かけますが、とりあえず。



   どの日付のものでも構いませんので、それぞれの記事の下の『拍手』ボタンをクリックすると、おそらく『拍手御礼』というページが展開されるかと思います。
  そこに、小話を添付しています。
  小話は、『拍手御礼』に1話のみ。
  今回は、『silent love 』の瑠佳の話です。
  お題は『silent love 2』(暫定的題名ということで・・・)。

  楽しんで頂けたら幸いです。


 一応、これからも拍手用小話を月に一度書き換える予定です。
 随時オーダー受付中。
 毎月16日の正午締めで、20日頃に新作アップという形を取りたいと考えています。

 
 これからも何かご希望がありましたら、是非リクエストを拍手コメントかメールフォームでお願いします。



 アクセスして下さったり、拍手やバナークリックで励まして下さる皆さんに感謝しています。

 もしもよろしければ、一言、くださいね。
 お待ちしています。


  記事の一番下の『拍手』ボタンをクリックして頂くと小話をご覧になれます。
  現在は、『睦み月』で『シゲルとミケ』シリーズです。
  飲んだくれ猟師と化け猫の話。
  楽しんで頂けたら幸いです。

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『バレンタイン騒動』 -2-


「それにしても、腐っても池山さんだね~」
 ふいに本間が、腰をかがめて机のそばに置いてある紙袋をしげしげと覗き込んだ。
「なんだその、めちゃくちゃ失礼な表現は」
 その中には、数日前から仕事関係で接触のある女性達からもらったチョコレートが詰まっていた。
「ん?ほめ言葉よ?だって、この微妙なラインナップ」
「は?」
「・・・美味しいので有名なチョコばっかりなところが、微妙なの」
 床に膝を落とした本間が袋のふちに両手の細い指先をちょこんとかけて上目遣いに見上げ、黒目の大きな小動物に見つめられている心地になって落ち着かない。
「お前・・・。上目遣いが反則って言われたことないか?」
「?」
 まるで、リスがヒマワリの種の袋に前足をかけているようだ。
「・・・あ~。なるほど」
二人を見比べて、くすりと橋口が笑った。
「たしかに、奈津美さんのその角度ってそそられますね。・・・ちょっと失礼」
 そう言いおいて、彼女も隣にしゃがみ込んで袋の中を覗き込む。
「本当に。見事にレベルの高いチョコレートばかりですね」
「え?そうなんだ」
「私達が本当に義理で配るのって、割と安価でかつ味も確かな国産系量産型タイプなんですが、ちょっと気持ちを乗せたい相手はやっぱり素材の高いパティシエものとか輸入物にしますから。池山さん宛は見事にフランスとかベルギーのものばかりですね」
「あれ?みんな同じじゃないの?」
 すると、二人はにっこり笑って首を振った。
「違います」
「うん、ぜんっぜん違う」
 そして、同時に答える。
「なんと言ってもお値段が、格段に」
 ・・・二人とも、目が笑っていない。
 一瞬、背筋が冷えた。
「・・・へー。そう・・・なんだあ」
「そうなんですよ」
「そうなのよ~」
 聞き耳を立てている周囲からの視線がますます痛い。
 この際、早退してしまいたいと思い始める池山だった。
「で、微妙って?」
「ああ、それでね。お高いチョコばかりだけど、手作りが一つもないあたりがまた池山さんらしいなあと思って」
「あら、本当」
 横から覗き込んだ橋口も目を丸くする。
「・・・なるほどねえ」
「ねー」
 また、二人でわかり合っていて話が見えない。
「つまりは?」
 眉間に皺を寄せると、小動物が小首をかしげた。
「うん、ようはね。池山さんの事は物凄く好きだけど、観賞用の好きなの。だからいつまでも爽やかで手の届かないアイドルのままでいてね、ってチョコレートなの」
「は?」
「ああ、そうそう。奈津美さん、上手いこと言うわ」
「例えばね、アイドルにチョコレート贈ったからって相思相愛にはなれないでしょ?それでいいの。いや、むしろそうでなくちゃいけないの。ただ、好きです~。いつまでも素敵でいて下さい~って言いたいだけなの。だから、最高級だけど、手作りじゃないチョコ」
「・・・ほう。で?手作りチョコの場合は?」
「それは、もう、ダイレクトに好きです、付き合って下さい。もうこの歳になったら、もしも良ければ結婚して下さいってな勢いの・・・」
 何かが、池山の中で引っかかった。
「ふうん?」
 声がワントーン低くなったのに顔色を変えて、橋口が本間の腕に触れた。
「・・・あ」
 身体を少しかがめて本間の顔を覗き込む。
「で?その口ぶりだと、プロホーズ大作戦手作りチョコを既に見てきたような感じだよな?」
 本間は目を見開いて、唇に手を当てた。
「ん?」
 先を促すと、少し視線をさまよわせる。
「本間?」
「・・・てへ」


 

         -つづく-



 
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