『ずっと、ずっと甘い口唇』-69-(『楽園』シリーズ) 

2012, 10. 25 (Thu) 20:30

 今日も短いです。
 なぜならば。
 今日は仕事がオフだったため、一日中、こんこんっと眠り続けたのが響きまくったからです・・・。

 というより、いちゃいちゃが長すぎて、「ここで切って、次はどうなるんだ・・・」と我ながら悩ましい状態だったので、今日はここまで。
 明日はもっといちゃいちゃです・・・。
 そういうのが苦手な方は回れ右して下さいね。
 この話でこのシーンは避けて通れないので、あと二回くらい続くかと思います。

 で。

 拍手御礼は今日更新できていません。
 すみません・・・。
 あちらも実はR指定ものです。


 
 
   どの日付のものでも構いませんので、それぞれの記事の下の『拍手』ボタンをクリックすると、おそらく『拍手御礼』というページが展開されるかと思います。
  そこに、小話を添付しています。
  小話は、『拍手御礼』に1話のみ。
  今回は、「ずっとずっと甘い口唇」の中村春彦の叔父の話です。
  お題は「蜜の家」。


 一応、これからも拍手用小話を月に一度書き換える予定です。
 随時オーダー受付中。
 毎月16日の正午締めで、20日頃に新作アップという形を取りたいと考えています。

 
 これからも何かご希望がありましたら、是非リクエストを拍手コメントかメールフォームでお願いします。





  記事の一番下の『拍手』ボタンをクリックして頂くと小話をご覧になれます。
  現在は、『睦み月』で『シゲルとミケ』シリーズです。
  飲んだくれ猟師と化け猫の話。
  楽しんで頂けたら幸いです。

 アクセスして下さったり、拍手やバナークリックで励まして下さる皆さんに感謝しています。
 もしもよろしければ感想や要望など頂けると、本当に嬉しいです。


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 『ずっと、ずっと甘い口唇-69-』



 綺麗に整え直されたベッドの上にそっと下ろされて、春彦は息をついた。
 首筋に当たったリネンがひんやりと冷たく、少しずつ気持ちが静まっていく。
 窓から差し込む光が、投げ出した自分の指先を白く照らす。
「そういえば、チェックアウトは・・・」
 横からベッドに乗ってきた片桐は頬から耳にかけて唇をあてながら即答した。
「しない。するわけがない」
 かり、と耳殻を噛みながら息を吹き込む。
「これからがメインなのに、帰れるかよ・・・」
 かすれ気味にそう呟かれると、かーっと頬が染まる。
「お前を今ここに寝かせるために、どれだけ俺が姑息な手段をとったと思う?」
 首筋に息を感じて、身もだえしてしまう。
「この後は、俺が呼ばない限りは誰も入ってこない。ずっと二人っきりだ」
 両腕をついて頭を囲い込まれ、覗き込まれた瞳に欲情の色が濃く浮かんでいるのを見て、春彦の身体に再び火がつけられた。
 唇を再び合せられ、違いに深く舌を絡み合わせる。
 パスローブの紐はあっさり解かれてくつろげられ、さらされた両胸を右手の指先でいじられて小さく声を上げた。
 両足の間に片桐の身体が割り込まれ、左手で腰から太ももにかけて何度も撫でられる。
 どれも気持ちが良すぎて、春彦はただただ息を乱し続けた。
 春の昼の日差しも明るいこの部屋で、何もかもあらわなこの状態で、片桐と肌を合わせているなんて、信じられなかった。
「ハル・・・」
 片桐が頭から順番に身体のあちこちに唇を落としてく。
 優しく、丹念に、一つ一つ唇ではまれて、春彦は左手の甲を噛みしめた。
 額、目元、鼻、唇、顎、首、鎖骨、肩口、二の腕、胸元、そして膝頭から臑をたどって左足の甲へ。
「あ・・・。それは・・・」
 ようやく、唇で触れてくれた部分に勇仁につけられた傷跡が混じっていたことに気づく。
「一番に思い出したのは、この傷だったよ」
 左足を持ち上げられ、慌てて両手で下肢を覆う。
 半分勃ちあがった自分の性器が恥ずかしくてたまらない。
 しかしそれを知っていながら、片桐は目を伏せて傷痕に恭しく口付ける。
「あの時は綺麗な肌なのにもったいないと思ったけど、今改めて見ると、ここが一番綺麗だ」
 両手で左足を捧げ持って、何度も何度も口付けられた。
「ハルが、独りで闘って、闘って、最後に勝ちとった印だ」
「片桐さん・・・」
 何度も何度も傷痕に唇を落とされて、目尻から涙がひとすじ落ちる。
「・・・綺麗だよ」
 まっすぐな瞳でそう言われて、胸のどこかにたまっていた澱のような物が涙と一緒に流れていくような気がした。
 綺麗だと、たったその一言がどれほど自分の力になるか、この男は知っているのだろうか。
 胸が熱くて熱くて、春彦は片桐の瞳を見つめながら涙を流し続けた。




 『ずっと、ずっと甘い口唇-70-』へつづく。







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