J庭44の新刊紹介と、お品書きです。 

2018, 03. 01 (Thu) 20:42

 なんとか入稿できたので、新刊が出せることになりました。
 またもや締め切り数秒前に震える手でweb入稿したという・・・。
 人はなかなか変われませんな・・・。
 そして、今回も栄光印刷さんにご迷惑を・・・おかけしました。
 なんせね・・・。
 久々に印刷屋さん通したので…。
 ページを数え間違えたのですよ…。
 本文は3ページから60ページまでノンブルがあって。
 そしたら表紙4ページ足して、64ページね・・・と思ったんだけど、奥付から後ろはプラス2ページ。
 ・・・たぶん、同じ間違いを一年前にもやりましたね・・・。
 誠に申し訳ありません…。
 指摘されるまで自分の入力したデータを疑いもしませんでした。
 それでも印刷してくださるということで・・・。

 62ページ、300円で、『夜の、夜。』領布できる運びとなりました。
 書下ろしを冒頭に入れて、残りは現在完結中の『よる』シリーズの文章を入れました。
 おっさんたちのあれこれのあとに高校生組を入れるという荒業でございます。
 表紙は渋いです。
 私がインクの色は黒しか使えないと勘違いしたのが吉と出るか凶と出るか…。
 当日までのお楽しみです。

 miniよるの夜表紙ネット用

 そして、お品書きはこちら。
 いつも芸のない配置ですみません。
 

mini新おしながきJ44



 新刊の書下ろしのさわりの部分を折りたたみ部分に入れています。
 よろしければご覧ください。
 では、また明日。




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  現在は、『睦み月』で『シゲルとミケ』シリーズです。
  飲んだくれ猟師と化け猫の話。
  楽しんで頂けたら幸いです。

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 うなじがあまりに無防備だったので
 こっそり口づけて
 印をつけた
 たとえどれほどの時が過ぎたとしても
 見失うことはけっしてない
 あなたは 
 ぼくの獲物だから


「・・・なんだこいつ、本当に生き物か?物騒ななりだなあ」
 いきなり頭上降りてきた声に、ちらりと壁の時計を見た。
 三十分の遅刻。
 しかも、謝罪なしときている。
 こちらは理由をとうに知っているから驚きも何もないが、それに気づかないばかりか全く警戒心を抱かないのんきさに呆れた。
 本間国男。
 彼は遠い遠い親戚で、先月から週に二度ほど顔を出しはじめた家庭教師。
「ゴモドドラゴン」
 そして、母の新しい愛人。
 いや。
 『あれ』は、枕営業か。
 確か、来年は就活だと聞いている。
「地上最強の爬虫類です」
 手元で開いていたのは、海外で出版されたネイチャー系の雑誌。
 インドネシアに生息するオオトカゲが巨体をあらわに、地面をはいずっている写真が見開きで印刷されていた。
「へえ・・・」
 自ら問いかけてきたくせにあっという間に忘れ、生返事をしながら軽くうなずき、手提げ袋の中から筆箱を取り出す。
「じゃ、始めようか。この間はどこまでだったかな」
 これほど雑に扱われると逆に新鮮だ。
 そして、これほど侮られるのも。
「そうですね・・・」
 雑誌を机の隅に押しやり、教科書の適当なページを開いて見せた。
「ここです」
「ああ、そうだったな」
 嘘つき。

 重要なのは、勉強を教えてもらうことなどではない。
 必要なのは、時間。
 コモドドラゴン。
 その毒は時間をかけて、役目を果たす。
 確実に。
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