しろくなりゆく・・・。 

2017, 05. 01 (Mon) 20:32

 28-29日の二日間、上京しておりました。
 夫婦で前日までみっちり仕事だったので昼間に飛行機に乗るというゆっくり選択だったのですが・・・。
 出発の福岡市営地下鉄からみっちみち・・・。
 あれ? 連休は明日からだよね?
 と、首をかしげましたが、どなたも考えることは同じなのだろう…。
 昔務めていた会社は親会社が電気労連系だったのでGWは休みを取ることに寛大で、それでがっつりスペイン一周とイタリア一周をやったことがありまして。よくよく考えたらあれは前後に有給もぎ取ったのだった。

 そんなわけで、いきました東京。
 宿泊先は半蔵門のホテル。
 最初、目的地の六本木あたりのホテルを取ろうとしたのですが、デザイン重視の部屋やバスタブがない部屋が多かったのと、私としては半蔵門界隈の方が落ち着く…と思ったので、この帝国系ホテルを選びました。
 それが色々私を後に助けることになったのは後程。

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 景色がとても良いのです。
 シングルだとお堀に面していないので見晴らしはあまり良くないみたい(ツインとダブルが景色確約)ですが、桜の頃もう一度泊まりたいなーと思いました。


 そして、今回の目的地、新国立美術館。
 アルフォンス・ミュシャ展。

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 入館したのが五時くらいかな。
 ちょうどヒトとヒトのはざまで、混雑していなかったので思ったように見ることができました。
 一部、撮影可の場所がありまして、それぞれ激写・・・。
 なかなか直接観に行くことは出来ないだろうから、念入りに、じっとり、それこそ舐めるように眺めたひと時です。
 パリ時代の方は福岡に何度かきているので、そちらは、うん、こんなんだったよねと、さらりと通って・・・というか、スラブ叙事詩が場所を取りすぎて、その先のコーナーは手狭な感じ。
 休日の来観者が多い時間は行き来が大変だろうな・・・。
 とにかく、満足。
 行った甲斐がありました。


 そして、一階の草間彌生展。
 こちらも熊本の美術館で割と最近見たのですが・・・。
 (最近と言っても数年前・・・のはず。月日が流れるのは早い)

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 やっぱり、国立だと規模が違う。
 2階のミュシャもそうだけど、天井の高さとか、空間の広さが違うので、飾られる点数とレイアウトから、迫力が断然違う…。
 そして、圧倒されついでに魂をおもいっきり削られました。

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 黄色のカボチャ。
 これよりちょっと小さい版は物心ついた頃から福岡の市立美術館で見ている。
 そんなすごい作品とは知らなかったよ…。
 夜景をバックに、ちょっとシュールです。


 そして、翌日は鎌倉へ。
 世田谷のエリック・カールと、上野の雪村と、六本木のエルミタージュ展と、色々見たいものがあったのですが・・・。
 実は、草間展を後にしたあたりから急激に体調が悪くなり、それどころじゃなくなりました。
 原因の一つは周期的な物からくる貧血と頭痛。
 最初は美術館のレストランで晩御飯のつもりでしたが、それを諦めてホテルへ戻り、地下のお店で寿司を食べ、翌朝は朝食付きだったので一階のレストランで和定食を選択。
 とてもきちんとした食事が運ばれてきたものの、口にすることがなかなかできなくて。
 脳みそと胃は空腹を訴えるのに口が食べ物を拒み、さらに手足がしびれてきた力が入らないという最悪のパターンで、顔も指先も紙ナプキンのように白くなっていく妻を、「やばい・・・やばいやばい・・・」と気をもむ夫。
 でも食べないと夕方六時の飛行機に乗るまで体がもたないと解っていたから、なんとか努力した結果…。
 別料金のグレープフルーツジュースと紅茶を頼み(洋食チョイスなら最初からついていた)、お替り自由のみそ汁を二杯飲み・・・。
 なんとか、荷物をまとめてチェックアウトすることができました。
 これは多分、ご飯が美味しくなかったら無理だったと思われます。
 元気だったら、楽しかっただろう・・・。
 テラスからの景色もとても綺麗だったし。
 かつ、レストランスタッフの皆さんのきっちりしたサービスぶりにも助けられました…。
 ちなみに私のこの獣めいた症状は年に何度もやってくるので、親しい友人たちは「あ、あれね・・・」とここを読みながら思い浮かべているに違いない…。
 いつもいつもすみません・・・。
 ついでに告白するならば、昔は一緒にヨーロッパ旅行したいとしきりに言っていた母が「あの症状が出たら面倒だから、あんたはいいわ」と切り捨て、健康な友人と旅を楽しむようになりました。
 ・・・いや、これはこれでいいんだと思う。お友達は大切だよ、母よ…。

 とにかく、鎌倉へ行ったことがないから行ってみたいと言う夫の元よりの希望と、たとえどの美術館へ行ったところで人ごみの多さは避けられないし都内で移動を繰り返すとどこかで倒れるかもしれないという危機感が合致して、チェックアウト10分前に決まった29日の旅程。
 品川から乗り込んだ横須賀線で座ることもできたので、無事鎌倉へ到着。
 だがしかし。
 休日の鎌倉を舐めていました。
 すみません。
 いや、よくよく考えたらGW初日だったんだよな。
 観光客でごった返す鎌倉の洗礼を、ちょっと受ける形になりました。

 何が凄いって、四両しかない江ノ電がみっちみちだったことですね・・・。
 ホームには人があふれかえり、降りた長谷駅は狭い歩道を譲り合って歩かねば目的地にたどり着かない。
 なので、今回は鶴岡八幡と大仏のみで帰途につきました。
 他にいくつかお寺も回って~と思っていたけれど、とてもそんなのんきに歩ける雰囲気ではなくて。
 元気な時の私はけっこう歩くのが早いのですが、体調が悪いと牛の歩みになりますもので・・・。
 三時には撤収して、羽田でゆっくり過ごすこととなりました。
 鎌倉方面はいずれまたリベンジしたいです…。
 
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 前に親に連れられてきたときも感動しましたが・・・。
 青い空の下の、大仏様。
 観光客が周りを取り囲んでいるのに、なぜか静けさを感じるのですよね。
 この姿を見たいと思っていたし、夫に見せることができて良かった。
 ここ数年間の色々をねぎらう形になったかな…と思います。

 明日こそは文章書きます。
 『よる。』シリーズで、なっちゃんと東京でお茶する、大野将のブラックな部分がじわじわでてくる話かな。
 最初、品川の設定だったけど、別の場所にするかなーと思案中です。
 その点でも、東京に行って良かった…。

 
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  現在は、『睦み月』で『シゲルとミケ』シリーズです。
  飲んだくれ猟師と化け猫の話。
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