愛はどこまで愛なのか。 

2017, 04. 12 (Wed) 20:40

 数日前、表の方で久々に児童文学の昔話と漱石を紹介しました。

  『むかしのひとにはかなわない。』 (← クリックしていただくと、表玄関へ飛びます)

 ざっくり書きますと、とても仲の良い老夫婦がいて妻が死に際に墓に入れないでくれと言うので、夫が床の間に立てかけて奉ったら、毎晩毎晩、三度ほど「一緒に寝たい」とミイラになった妻がねだり、さすがにそれは勘弁と思う夫が拒み続ける話です。
 子供向けの本なので、詳しくはかかれていないけれど…。
 絶対添い寝なんて甘い話(いや、それ以前にミイラと添い寝も無理)ではなく、セ〇クスしたいようということなんですね。
 ・・・凄すぎる。
 律儀に三度拒んではいるものの、二度目に冷たくし過ぎたかなと後悔して眠れないなんて、おじいさん・・・。
 愛って、愛って、不思議ですよね…。
 それって、愛なの?
 それとも習性なの?
 それとも・・・。
 昔の人の思いつく話の凄さに背筋が凍ります…。

 ついでに言うならば、少し前に福岡市美術館と青山の美術館で春画展をやっていまして、そのどちらもたしか、ガイコツと励んでいる男の画がありましたね・・・。
 あれは牡丹灯籠的な話(ちょっと不思議なイイ女と夜を共にしたつもりが、実はその女はとっくに死んでいて・・・と言う展開)と、勝手に解釈していましたが、もしかして、執念愛の方だったのだろうか。
 小学五年生の時に雨月物語を手にして、青頭巾(坊主が病死した稚児を死姦して鬼になり果てる話)を読んでしまった私としては、今更どんな愛の深さにも驚かないつもりでありましたが・・・。
 世の中は広いな・・と。
 そして、こんな話を語り継いできた昔の人、すげえなと、改めて思う次第・・・。
 私なんて、まだまだ青いですな。

 このまま終わるのは何ですので、花の画像を貼り付けてお茶を濁そう…。
 自転車漕いで行ける距離にある、神社の桜。
 雨が降る前に行けたので、満開の姿を見ることができました。
 この神社は小山の上にあり、登山口が数か所あり、私はこちらが一番好き。

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 地元でも、知る人ぞ知る・・・かもしれない、お寺に続く参道。

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 石段沿いに桜が植えてあるので、トンネルになります。

miniDSC_0554.jpg

 ソメイヨシノは品種改良された挿し木で、自生することはなく、人の手を借りねば決して根を生やせない桜・・・。
 そんな花を、人はどの花よりも愛でていて。
 両者の関係も、ちょっと不思議で、私たちの妄想の余地があって、そんなところがちょっとおいしい。
 そういや桜の神様とも称されるコノハナサクヤヒメと、ニニギノミコトの話も…って、もう、愛と憎しみのイバラ劇場はお腹いっぱいです。

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