『ときを、かぞえる。』-7- 

2016, 03. 31 (Thu) 20:51

 こんばんは・・・。
 異動と改変の季節ですね。
 いやもう色々びっくりなことが続いて、しかも新しい試みが多くて、すでに疲労困憊。
 そのまえに今日が三月最後の日。
 さよなら三月、明日はもう四月。
 何もかもあっという間でついていけません。
 とりあえず、四月は内職仕事を頑張りつつ、創作のほうも負けずに頑張りたいです。
 でもでもその前に、自分にご褒美的なサイコパス原画展へ行きたいなあ。←すでに逃避の気配…。
 そして最近ゲームはご無沙汰ですが、刀剣乱舞も決着つけたいとは思っています。そちらを楽しみにされている方にはごめんなさい。頭の中に話は出来ているのですけどね、これがなかなか…。へっぽこで本当に申し訳ない。

 まずは今日、『ときを、かぞえる』の続きをお届けします。
 これから何回かに分けて続きのアップをする予定です。
 とりあえず、J庭40の無料配布本掲載分までは・・・。
 何回連載になるかな。
 秋のイベント本はさすがにこれの完結版と言うわけにはいかんなーと頭を抱えています。

 とにかくですね。
 酒盛り編です。
 誰の家にもすんなり上がり込んでしまう本間が心配ですよ、私は・・・。
 まあ、猫だから。
 仕方ないのか、本間。

 明日も続きを届ける予定です。
 妙なところで続きにしてしまいましたが、少しずつ楽しんでいただけると幸いです。




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  現在は、『睦み月』で『シゲルとミケ』シリーズです。
  飲んだくれ猟師と化け猫の話。
  楽しんで頂けたら幸いです。

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   『ときを、かぞえる。』-7-


「今更だけど、お邪魔して良かったのかしら、私」
 そう言いながらも、本間は台所で冷蔵庫やパントリーを物色して何かを取り出しては、次々と開封しボウルで混ぜ始める。
「はははー。なっちゃん、今更それを言うの、もうお店広げといて」
 近くでは森本が保冷バックからタッパーを取り出しては中身を確認し、いくつかを冷蔵庫に収めたり皿に盛ったりしていた。
「そうなんですよねえ。でも、早く飲みたいんですもの、そのワイン」
「ああ、やっぱりこれ秘蔵ものなんだ。君に何やったのアイツ」
「仕事でちょっと。円滑にいくための接待?」
「なになに、色仕掛けでもしたの?」
「いやいや、いくらなんでもそこまで片桐さんに尽くしていないですよ、私。ちょっと、ランチをご一緒しただけで」
「ふうん。それって篠原君知ってんの?知らないよねえ」
「私のプライベートに、秘書さんは関係ございません」
「うわ、きっつー」
 掛け合い漫才のような会話をポンポン交わしながら、二人は手際よくテーブルにつまみを並べ始めた。
「はい、ワインにはまずこれでしょ」
 薄くスライスしたフランスパンに軽く載せたパテを見て、なるほどこれを作っていたのかと合点する。
「ロゼワインか。久々だなあ」
 森本は感慨深げにボトルを愛でた後、無造作に栓を抜いて薄いバラ色の液体をとくとくとタンブラーに注いだ。
「乾杯。ええと、啓介のへっぼこぶりに感謝?」
「まあ、そんなとこで」
 和気あいあいとしている二人に置いてけぼりの英知は、とりあえずタンブラーに口をつける。
「・・・あ、改めまして本間奈津美です。IT関連の会社で事務的な仕事を主に請け負っています。で、ちょっと前まで同僚のトオルさんのルームメイトというか、間借り人でした」
「とおるさん?」
「えっと・・・。話せば長いようなそうでないような。ここのマンション名ってプレシャスTLっていいますね」
「ああ、そういえば」
 姉が名前を告げたとき、意味ありげな笑いを浮かべていた。
「なんだったかな。プレシャス・トオルだったとかなんとか・・・」
「それです。マンション名に立石徹さんの名前が入るはずだったところを、情けをかけてTLにしたのだそうですよ」
「・・・は?」
「そうそう。ここの書類作るときにどんな名前にするかーって、麻雀しながら話しているうちに負けたやつの名前つけちゃえって盛り上がってさ、結局徹が負けて、じゃあって・・・」
「立石さんって?」
「ここの5階の住人。ええと、大学は俺んとこじゃなかったから…。あ、池山和基知ってるだろう、英知くん、大学で見かけなかったか?同期くらいだよ」
「池山、・・・かずき?ああ、あの、経済ゼミでチャラチャラしていた・・・」
 つい、本音が口から滑り出してしまった。
「チャラチャラしてたんだ、やっぱり」
 ぷふーっと、本間と森本が顔を見合わせ吹き出している。しまいには互いにソファに横倒しになって、身もだえしながら笑い始めた。
「あ、いや、学科が違うから接点はないけど、いつも違う女の子ぶら下げて歩ていたから・・・」
「ぶら下げて歩くんだ、和基君にもそんな時代があったんだねえ」
 言えば言うほど、墓穴を掘り続けている。
「あ、いや・・・。すみません。俺の言ったこと忘れてください。ただの僻みです」
 お手上げの英知は素直に頭を下げた。
「日高さん、良い人ですね~。池山さんの過去の悪行は関係者全員認識済みですから、好きなだけ暴露して構わないですよ」
 肩を震わせながら涙をふく彼女から、心底面白がっていることがわかる。
「まあ、そんなビッチな池山さんの職場の同僚が立石徹さんと私で、森本さんを紹介してもらって店子になったんです」
「あ、そうそう、さっきの啓介とそのツレも同じ仕事関係。書庫のあるレジーナの方にも、関連する女の子が何人か住んでるよ。まあマンション二つ、俺の友達関係で埋めちゃったって感じ?」
 その友達関係には、姉も含まれているというのか。


       -つづく。-


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