『少女』-1-(刀剣乱舞 幕間編) 

2015, 12. 09 (Wed) 23:47

 本当は、もっとまとまった状態で更新するつもりでしたが、そうするといつまでたってもやるぞやるぞ詐欺だな…ということで。
 短い状態でこまめにお見せできれば…と思っています。
 久々に、刀剣乱舞の続きです。
 『小夜風』→『きぬぎぬ』→『少女』と、一応時系列になっていますので、こちらが初見の方は、できればそちらもご覧いただけると話が分かるかと…。
 
 ええと、刀剣乱舞とは、審神者が刀剣たちを使って妖と戦う話(ざっくりでごめんなさい)です。
 今回出てるのがその、審神者の少女で、あとの二人は短刀です。
 短刀はだいたい12歳~15歳くらいかなと思うメンツがそろっています。
 みんな小さい…。
 全員男の子。
 で、私の書く審神者も12~13歳を想定しています。
 そして、『幕間編』と題したように、ちょっとドタバタな話です。
 幕間編→閑話休題編ときて、次の二作がちょっときつい話を用意しています。
 どうかこちらもお付き合いください。

 ではでは、続きは金曜日に。

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  現在は、『睦み月』で『シゲルとミケ』シリーズです。
  飲んだくれ猟師と化け猫の話。
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  『少女』-1-


「山姥切は昨夜のうちに意識を取り戻していたですって?どうしてそれを早く言わないの!!」
「ひ・・・っ」
 本丸御殿を走り抜ける少女の怒声に、五匹の子虎を従えた少年は首をすくめた。
「ええ・・・っと、ええと、よ、夜も更けましたので、主様は、お休みになられたのではないかと・・・いう、いうことで」
「と、いうことで?」
「いえっ、いえいえっ、ええと、ええと、おやすみなられておられましたです!!」
 目を閉じて絶叫する五虎退の腕の中で、運悪く抱きしめられていた一匹が悲鳴を上げる。
「とっくに朝も過ぎているじゃない」
 昼に近いとは言わないが、太陽が木々を照らし、庭の花々も生き生きと彩を見せている。
 きっちり夜明けに起床し、身づくろいをし、朝食を終え、近侍と一緒に城内を軽く見回り、次の遠征と戦いの布陣を決め、休憩に入ったところではたと気づいた。
 重傷を負って意識不明だった山姥切は、とっくに回復しているのではないかと。
 そもそも見回りの時に、手当てのために彼を担ぎ込んだはずの奥御殿から離れた道筋を歩かされたことも怪しいと思い始めた。
「・・・なにか、あるの?」
 視線をやると、自分よりも少女らしい容貌の五虎退は全身から滝のような汗を流している。
「ええと・・・そのですね・・・。その・・・」
「俺がやめとけっつったんだよ」
 すっと障子が開いて、短刀の一人が入ってきた。
「命に別状はないけど、別件でしばらく面会謝絶だ」
「薬研・・・。どうしてお前がここにいるの?」
 昨夜、山姥切の手当てに立ち会った者の一人が薬研だった。
「だーかーらー、もう大丈夫っつっただろ。俺のやるこた終わったんだから、どこにいようが構わねえだろう?」
 どかっと、正面に胡坐をかくと、ため息を一つついた。
「・・・とにかくよ。山姥切はしばらくほっとけ」
 いつもより低い声で上目遣いに挑まれて、少女はぐっと息をのむ。
「・・・なによ」
「あ?」
「なによ、なんなのよ、薬研なんかが私に命令しないでちょうだい!!薬研のくせに!!」
「はあ?」
「薬研のおたんこなすーっ」
 急に立ち上がるなり薬研と五虎退の間を軽く飛び越え、裾の乱れも気にせずに、縁側へ躍り出た。
「あっ、あああ、主さまぁ~」
 五虎退が手を伸ばすもすでに遅く、審神者であるその少女は弾丸の勢いで廊下をかけていく。
「ち・・・。だから俺らじゃ無理だっつーたのに」
 薬研は膝に片肘をついて舌打ちをした。
「ど、ど、どうしましょう」
「どうもこうも、この先で脇差、打ち刀の奴らが待ち構えてるだろうけど、あの大将のこった、かるーく交わして突進するだろ」
 この陣営の審神者はまだ十代前半。
 自分たちと同じくまだ大人になれない年頃だ。
 審神者としての務めを果たす時は賢しく振る舞っていても、城内でくつろいでいる時には随分と聞き分けのない子供に返る。
「・・・なあ、五虎退」
「はい?」
「おたんこなすって、なんだ?」
「・・・えーっと・・・」



   -つづく-




   どの日付のものでも構いませんので、それぞれの記事の下の『拍手』ボタンをクリックすると、おそらく『拍手御礼』というページが展開されるかと思います。
  そこに、小話を添付しています。
  小話は、『拍手御礼』に1話のみ。
  今回は、『翼をひろげて。』です。
  ルーブル美術館の中を歩く、真神次男三男。
  ・・・何しに来たんだ、きみたちは(とくに憲二)・・・。
  楽しんで頂けたら幸いです。


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